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秋の阪神の開幕を飾るのは「第32回産経賞セントウルS」。サマースプリントシリーズ最終戦+スプリンターズSの最重要前哨戦に、高松宮記念馬ファインニードルが連覇を狙って登場する。春のチャンピオンの復帰初戦に注目だ。
ファインニードルは昨年、ここで重賞初制覇を飾ってスプリンターズSに挑んだが、あえなく12着に惨敗。しかしながら今年初戦のシルクロードSを快勝して本格化を告げ、高松宮記念で一気にGI制覇を成し遂げた。
もちろん大目標はスプリンターズSでの春秋制覇で、「ここが目標ではないから100%にもっていくことはないが、格好悪いレースはできないからね」と高橋忠調教師。体を減らした香港チェマンズスプリントP4着からの帰国初戦で、仕上がりに注目が集まる。
1週前は坂路単走で4F51秒7、ラスト1F13秒1。全体の時計こそ速いが、ラスト1Fの数字にやや物足りなさを感じさせた。「ヨレていたし、まだ走り切れていないね」とトレーナー。それでも「暑い時季なので疲れを残さないようにしているから。やれることはしっかりやってきたし、来週は川田騎手に乗ってもらって追い切る予定だ」と前を向く。
英国から帰国する主戦を背に、いきなり王者の貫禄を見せつけるか。(夕刊フジ)
★セントウルSの特別登録馬(想定騎手入り)はこちら 調教タイムも掲載
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