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第141回天皇賞・春(2日、京都10R、GI、4歳上オープン国際、定量、芝・外3200メートル、1着本賞金1億3200万円=出走18頭)念願の重賞初VがGIだ。中団でスムーズにレースを進めた2番人気のジャガーメイルが、連覇に挑んだマイネルキッツをゴール前で3/4馬身捕らえて快勝。タイム3分15秒7(良)。オーストラリアのクレイグ・ウィリアムズ騎手(32)は外国人騎手として初の天皇賞・春制覇となった。1番人気フォゲッタブルは6着に敗れ、3連単は91万1660円の波乱の結末だった。
9度目の重賞挑戦でようやく手に入れたタイトルが、ビッグな春の盾だった。オーストラリアの名手クレイグ・ウィリアムズ騎手に導かれたジャガーメイルが、マイネルキッツを3/4馬身捕らえてV。GI香港ヴァーズで一昨年3着、昨年4着と、世界の強豪と互角に戦ってきた実力馬が、6歳春に頂点に立った。
「厳しいレースだと分かっていたが、馬の力を信じていた。この馬のセールスポイントは、ためることができるのと、切れ味。本当に強かった」
ウイニングランで何度もガッツポーズを繰り返したウィリアムズが、パートナーを称える。短期免許を取得して火曜日に来日し、水曜の追い切りに騎乗。レースもVTRで何度も見て研究した。金曜日には京都競馬場の芝コースを歩き、08年香港ヴァーズ3着で騎乗したM・キネーン元騎手に電話をかけて情報を仕入れた。できることはすべてやっての勝利は、外国人騎手として史上初の天皇賞・春制覇となった。
淀の3200メートルは2度の坂越えがある特殊な舞台。初経験のウィリアムズだったが、レースぶりは冷静だった。中団の外めを完璧に折り合って追走。2周目3~4コーナーでも馬なりのままポジションを上げて、ためていた末脚を爆発させ、メンバー最速の上がり3ハロン33秒7で抜け出した。
堀宣行調教師は今年の高松宮記念(キンシャサノキセキ)に次ぐ2つめのGI。「去年の秋から馬体が充実して、なかなか絞りきれなかったが、今回は絞れて、切れる脚が使えると思っていました」。ブエナビスタに1/2馬身差2着だった京都記念から、マイナス8キロ。完璧に仕上げた成果が出た。体質が弱く、3歳夏には一度、地方へ転厩するプランも出たほど。馬インフルエンザの発生で入退厩が不可能になり、トレーニングをしているうち、9月にデビュー勝ちを飾るまでに良化。重賞もなかなか勝てなかったが、すべての苦労がこの日の京都で実った。
ウィリアムズは「メルボルンC(芝3200メートルで施行されるオーストラリア最大のレース)でコンビを組みたい」と豪州遠征を勧める。快晴の淀で、世界に通用する新たなスターホースが誕生した。(高尾幸司)
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