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今週はさわやかな北の地・函館がメーン。サマー2000シリーズ第2弾「函館記念」(15日)が行われる。ハンデ重賞らしく、過去10年で1番人気が未勝利という難しさだが、重賞連勝へドッシリと構えているのがスズカデヴィアスだ。新潟大賞典からじっくりと間隔を空け、シリーズの重要タイトルを獲りにきた。
新潟大賞典で重賞初Vを決めたスズカデヴィアスが、舞台を北の地に替えてG連勝を狙う。
その前走は5F通過62秒3のスローペースのなか、中団のインで脚をため、直線に向くと三浦騎手がGOサイン。残り1Fで先頭に立ち、2着に3/4馬身差をつける快勝劇だった。
究極の瞬発力勝負を制した上がり3Fは、32秒8。「もともと速い上がり時計があったし、うまく運べたね」と橋田調教師。「年齢を感じさせないし馬がまだ若い」(三浦騎手)と、7歳にしてさらに先がある充実ぶりだ。
前走後は6月6日から時計を出し始め、21日にはCWコースで6F81秒1をマーク。函館に移動後はWコースで2本追い切り、「1週前も予定どおり。年齢を重ねて良くなる血統らしく、以前より動けるようになって体調も安定している」と、きょうだい6頭を管理してきたトレーナーも成長ぶりを口にする。
昨年の福島記念2着、今年の小倉大賞典3着など、小回りも十分にこなせるタイプ。北海道遠征は4年前の札幌・丹頂S(9着)以来だが、「器用に立ち回れるし、洋芝も向いていると思う」。母スズカローランは全4勝のうちの2勝を函館であげており、血の後押しもありそう。勝って、サマー2000シリーズの主役にのし上がるか。(夕刊フジ)
★函館記念の特別登録馬(想定騎手入り)はこちら 調教タイムも掲載
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