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【オーシャンS】さすがゴスペル!レースではキレキレ

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【オーシャンS】さすがゴスペル!レースではキレキレ

 第10回夕刊フジ賞オーシャンステークス(7日、中山11R、GIII、4歳上オープン国際指、別定、芝・外1200メートル、1着本賞金4000万円、1着馬に高松宮記念の優先出走権 =出走16頭)7番人気で戸崎圭太騎乗のサクラゴスペルが、中団待機から直線で差し切り、一昨年のこのレースに次ぐ重賞2勝目を挙げた。タイム1分8秒7(稍重)。このあとは高松宮記念(29日、中京、GI、芝1200メートル)に向かう。尾関調教師は阪神のチューリップ賞も勝ち、東西同日重賞制覇となった。

 チューリップ賞ココロノアイが快勝してから約10分後。同じ尾関厩舎のサクラゴスペルオーシャンSをズバッと差し切り。東西同日重賞Vを達成した。

 「直線に向いてから追い出したけど、いい脚を使ってくれました。GIでも楽しみですね」

 この日5勝で、特別レース3連勝と絶好調だった戸崎騎手の口調もなめらかだ。一昨年のこのレースの勝ち馬でありながら7番人気の低評価。それというのも今週の追い切りでは坂路で4ハロン57秒7、ラスト1ハロン16秒5と失速。サンケイスポーツ調教評価は最低のDだったが、レースでは一変の走りだった。

 「調教で気難しいところをみせていたので、気分良く走れるところを」と、ジョッキーは後方待機策に。「レースでは上手にリズム良く走っていたし、急がせずにいったら切れましたね」と、してやったりだ。

 阪神競馬場で観戦していた尾関調教師も「外からすごい脚を使うなんてびっくり。調教より競馬の方が楽だったんですかね」と、想像以上の切れ味に笑みを浮かべた。

 2年ぶりの勝利が同じオーシャンS。その一昨年は高松宮記念でも4着と健闘した。次走の鞍上は未定だが、本番でも驚きの走りをみせてくれそうだ。 (柴田章利)

★7日中山11R「夕刊フジ賞オーシャンS」の着順&払戻金はこちら

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