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27日の阪神11Rで行われた第9回阪神カップ(3歳上オープン、GII、芝1400メートル、18頭立て、1着賞金=6500万円)は、ウィリアム・ビュイック騎手騎乗の8番人気リアルインパクト(牡6歳、美浦・堀宣行厩舎)が接戦を制してV。連覇を達成した。タイムは1分20秒7(良)。
2歳GIを席巻した阪神での関東馬旋風は、古馬でも続いた。関西圏のラスト重賞を制したのは、今年もリアルインパクト。前走から20キロも絞り込んだ実力馬が、叩き合いを制して連覇を果たした。
注目の先行争いはハクサンムーンがダッシュ良く単騎の逃げ。人気のミッキーアイルは控えて2番手からレースを進め、その後ろにフォーエバーマークとコパノリチャードが続く。よどみないペースで流れ、直線に向いても先行した2頭が粘りを見せるが、直線半ばからは好位から脚を伸ばしたコパノリチャードに、外から伸びたリアルインパクト、さらにダイワマッジョーレも突っ込んで3頭の争い。ゴール前までもつれる大接戦となったが、わずかハナ差、先着したのは外のリアルインパクトだった。キンシャサノキセキ、サンカルロに続く同レース3頭目の連覇で、阪神Cは関東馬が6年連続制覇となっている。
2着は3番人気のコパノリチャード。さらにクビ差の3着が5番人気ダイワマッジョーレだった。
リアルインパクトは、父ディープインパクト、母トキオリアリティー、母の父Meadowlakeという血統。北海道安平町・ノーザンファームの生産馬で、(有)キャロットファームの所有馬。通算成績は25戦4勝。重賞はGI安田記念(2011年)、GII阪神C(13年)に次いで3勝目。堀宣行調教師は09年、10年キンシャサノキセキ、13年リアルインパクトに次いで阪神C4勝目、ウィリアム・ビュイック騎手は初勝利。
ビュイック騎手は「昨年も勝っているレースですが、ペースや相手関係は今年の方がタフになったと思います。それでも、この馬の性格の良さやハートといった競走向きの態度が、勝てた要因だと思います」と連覇を果たした6歳馬のメンタル面を称えていた。
★27日阪神11R「阪神カップ」の着順&払戻金はこちら
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