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【朝日杯FS】東西調教ウオッチャー

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 今年、中山から阪神に舞台が移った2歳王者決定戦・朝日杯FSを対象に、調教の内容を徹底チェックした。栗東トレセンからは大阪サンスポの正木茂記者と関西競馬エイトの籔本俊介トラックマン、美浦トレセンからは東京サンスポの芳賀英敏記者が参加。それぞれ“買い”の馬をピックアップした。

 正木 基本的に2歳馬は攻めが実戦に直結するタイプが多い。サンケイスポーツ調教評価で最高の『S』を獲得したクラリティスカイが筆頭やな。

 籔本 CWコースで4週連続でびっしりと併せ馬を消化。14日の日曜日も併せているので、この中間は計5本の併走追い。丈夫で体力もある証拠ですね。

 正木 特に今週は攻め駆けするジェラルド(1000万下)を約4馬身追走。強烈な向かい風をものともせず、半馬身差で先着した。荒れて重い馬場ながら6ハロン80秒9-12秒3の時計も文句なし。

 籔本 坂路組ではアッシュゴールドですね。先週はゴールスキー(OP)とハードな併せ馬。今週はクラージュドール(1600万下)に1馬身先着し、凍った馬場で4ハロン53秒5-13秒0なら十分に合格点。体に張りがあって、大きく見せています。

 芳賀 美浦ではコスモナインボールがオススメ。Wコースの併せ馬で、余裕しゃくしゃくでラスト1ハロン12秒8をマーク。数字以上にシャープな動きで状態のよさは疑いようがない。普段はうるさい面があっても、コースに出れば集中できるのがセールスポイントで、ダテに3連勝していませんよ。

 正木 11月下旬から栗東滞在の関東馬ブライトエンブレムは3頭併せで、抽選を突破したダノンプラチナ(6ハロン83秒1-12秒5)にクビ差遅れたが、重心の低い走りは芝の実戦向き。久々の心配は無用やな。それにダノンの素軽さにも要注意。

 籔本 ナヴィオンは、最も時計のかかる時間帯の坂路で4ハロン55秒5-12秒9。併入した年長馬を馬なりでアオるほどだったし、トモ(後肢)の肉付きや毛づやの素晴らしさはこの時期の2歳馬とは思えません。

朝日杯FSの枠順はこちら

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