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第39回エリザベス女王杯(16日、京都11R、GI、3歳上オープン牝馬国際(指)、定量、芝・外2200メートル、1着本賞金9000万円 =出走18頭)川田将雅騎乗の3番人気、ラキシスが1番人気ヌーヴォレコルトとの競り合いを制してGI初制覇。これで秋のGIは5戦続けて、重賞未勝利馬に凱歌が上がった。タイム2分12秒3(良)。昨年の覇者で2番人気のメイショウマンボは12着に敗れた。
明るい日差しが差し込むなか、ラキシスが火花が散るような競り合いを制して初のビッグタイトル奪取。2着だった1年前の雪辱を果たす快走に、川田騎手も誇らしげな表情を浮かべた。
「返し馬で感触を確認したときが、いい雰囲気だったんです。いい頃の雰囲気に戻っているなと…。最後は届いてくれと願いながら追いました」
道中は8番手あたりで、ジョッキーは「絶好のポジションでした」と振り返る。力をたっぷりと温存して、手応え十分に直線へ。今春や前走(産経賞オールカマー2着)時は「昨年に遠く及ばない」(川田騎手)状態だったため、伸び切れずに終わっていたが、デキが戻ったことで本来の鋭い伸びが戻った。「やっと“この脚”を使えた感じです」とジョッキーは満足げ。最後は先に抜け出したヌーヴォレコルトをクビ差で競り落とした。
素質の片鱗(へんりん)を見せながらもカイバ食いの細さがネックだった昨年と比べて、随分とたくましさを増した。角居調教師は「前走後はカイ食いもよく、体を柔らかく動かせていました」と頬を緩める。昨年2着後、重賞で惜敗が続いたが、着実に地力を強化。期待のディープインパクト産駒は、約1年のときを経た同じステージで、11戦目にしてNO・1の勲章を手にした。
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