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【酔いどれブログ】長い夜には疑惑のサケ缶で

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 会社定年後に酒浸りの生活になる確率が高いそうだ。リタイアしてから生きがいを見つけられず酒に走り、家族からも疎外され、近所からも厄介者扱いになるなんて事もざらだそうだ。

 そういえば勝手にリタイアしちゃった遊び人の金さんが、毎週月曜日に4リットルの焼酎を買い込んでいるのを見ると、やっぱりその傾向は当たっている。定年前から酒浸りの“酔いどれおじさん”は一体どうなるんでしょうか。そんな先の事より、週末の競馬の方が気になってしょうがない。酒は止められないが、競馬の生きがいだけはあるので大丈夫、多分。

 秋分の日が過ぎた。深夜、ふと目が覚めると、なかなか寝つけない。いわゆる“二度寝”が効かない。こんな時は台所で、夜長のいっぱいを楽しむのが一番。さっきまで酒浸りの生活を心配していたのに、もう、どうしょうもない男だ。

 その夜長にはどんなつまみが合うのか考えてみた。別に大それて考えなくてもいいんだが、やはり、深夜というのか未明というのか、この時間帯ならではの酒肴があるはず。

 色々試した中から缶詰のサケ缶が、深夜には一番合う事が分かった。スーパーの缶詰コーナーで、200円前後で売っている水煮缶だ。これに醤油とラーメン業界では毛嫌いされている化調を振り掛ければ、日本酒、焼酎、ウイスキーにもピッタリ合う。

 このサケ缶、値段が値段だけに、本物のサケではない。ラベルのメインには“さけ”と書いてあるが、すぐ横にカラフトマスと書いてある。実際には“マス缶”が正解なのだが、恐らく“マス缶”にしていたら、今の地位はなかったはず。でも、マス缶でも味の良いサケに変わりない。是非、お試しあれ。

 先週のローズSは限りなく当たり馬券に近かった。4頭ピックアップで1、2着。でも、3連単のBOX買いでは的中ならず。24点も買うなら素直に馬単BOXの12点しとけば良かった。これこそ後の祭りの本祭り。競馬に“タラレバ”は禁物。

 今週はゴージャスな二本立て興行。注目はロジ以外のダービー上位馬がそろって登場の神戸新聞杯。ダービー最先着リーチザクラウン、1番人気だったアンライバルト、3着のアントニオバローズの三つ巴馬券と、産経賞オールカマーはGI馬2頭よりも、気になるシンゲンで真券勝負を…。では、また来週。

三原 吉次(みはら・よしじ)

サンケイスポーツ記録部から競馬エイト編集部に足かけ20数年の競馬一筋男。同期に吉田均、藤牧満男、戸田一生の競馬エイトが誇る名物トラックマン。若手トラックマン椋木宏、星政彦、ヒロシらとも交流しており、競馬エイトからの調教、厩舎情報はバッチリ。彼らの本音を聞き出しての情報分析に自身の独特予想理論から買い目を絞った予想がセールスポイント。堅いところから大穴までまかせなさい。

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