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《栗東トレセン》
雪がちらつく天候でウッドチップは水分を含んだ状態。坂路の一番時計が52秒4で、52秒台はこの1頭だけ。あとは53秒以上かかる馬場だった。
ゴールドシップ(牡3、栗東・須貝尚)は坂路4ハロン54秒5-40秒2-13秒8。併せたジャスタウェイ(牡3、オープン)と併入したが、馬なりの相手に対して一杯と手応えでは見劣った。やや迫力に欠ける内容だった1週前追い切りよりは動きに力強さは出ていて、このひと追いで変わりそうな気配。間隔があいて古馬一線級との初対戦だが、態勢は整ってきた。
エイシンフラッシュ(牡5、栗東・藤原英)はCWコースで6ハロン83秒1。この日の馬場ならかなり速い時計が出た。ラスト3ハロンも39秒0-11秒6と抜群の反応を見せ、併せたメテオライト(牡3、1000万下)に2馬身先着した。調教はいつも良く見せるタイプなので、これぐらいの動きは普通だが、秋4戦目の疲れや反動は感じさせない。
ルーラーシップ(牡5、栗東・角居)はCWコースでタニノタキシード(牡2、未勝利)、メイショウブシドウ(牡3、1000万下)との3頭併せの真ん中に入れ、6ハロン86秒7、3ハロン38秒1-11秒6。内のタニノに2馬身半、外のメイショウに半馬身先着した。角居厩舎らしい3頭併せで先着は当然。全体の時計は速くないが、ラスト1ハロンの伸びは素晴らしく、一連の好調子は維持している。
《美浦トレセン》
ナカヤマナイト(牡4、美浦・二ノ宮)は柴田善臣騎乗。Wコースで僚馬プロヴィデンス(牡6、1000万下)を2馬身追いかけ直線で内に併せた。迫力満点の動きで、5ハロン66秒6(ラスト1ハロン12秒4)を馬なり。前走後の疲れをしっかり取り払って、馬自身の走りたいという気持ちが伝わってくる好内容。
ルルーシュ(牡4、美浦・藤沢和)は横山典弘騎手が騎乗。Wコースでレッドジョーカー(牡4、500万下)、クラシックセンス(牡5、1600万下)と併せ馬。前半は2馬身ほど先行して、直線入り口で僚馬が追いつくのを待つ形。直線は3頭併せの大外からもうひと伸びして5ハロン69秒1(ラスト1ハロン12秒8)。数字は平凡だったが、めりはりのある動きで内容的にも悪くない。
ダイワファルコン(牡5、美浦・上原)はWコース、単走で6ハロン80秒7(ラスト1ハロン12秒5)。時計的には十分合格点で、ラストもステッキを使ってしっかりと追われたのは評価できる。前走の疲れも取れてフレッシュさがあり、この馬なりに状態は良さそう。
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