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アパパネ引退、屈腱炎でターフに別れ

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アパパネ引退、屈腱炎でターフに別れ

 2010年の牝馬3冠などGI5勝を挙げたアパパネ(美・国枝、牝5、父キングカメハメハ)が右前浅屈腱炎を発症し、引退することが13日に発表された。今年6月の安田記念16着が最後のレースで、今後は北海道安平町のノーザンファームで繁殖牝馬となる。

 GI5勝の輝かしい実績を残した希代の名牝が、ターフに別れを告げた。秋初戦に予定していた府中牝馬Sに向けて調整されていたアパパネが、右前浅屈腱炎を発症した。

 「ここまで頑張ってきて、秋にも1回(GIを)と思っていただけに残念。3冠を取らせてもらったり、香港(11年香港マイル13着)に連れて行ってもらったりと、いろいろな経験をさせてもらった。感謝しています」と国枝栄調教師は心中を語った。

 アパパネは09年7月の福島でデビュー。初戦3着の後、破竹の3連勝。阪神JFでGI初制覇を達成すると、翌年の桜花賞オークス秋華賞を制覇し、86年メジロラモーヌ、03年スティルインラブに続く、史上3頭目の3冠牝馬に輝いた。4歳時のヴィクトリアマイルでは、首差で女傑ブエナビスタを倒した。GII、GIIIは5戦未勝利ながら、GIでは無類の勝負強さを発揮した。

 通算成績は19戦7勝(うち海外1戦0勝)。獲得賞金5億5859万2000円は、牝馬では歴代7位。オークスではGI史上初となる、サンテミリオンとの1着同着となるなど、記憶にも記録にも残る名馬だった。

 「残念のひと言。勝ちたかった桜花賞を勝たせてもらったし、いろいろなことを教えてもらった。頭の下がる思い」と18戦でコンビを組んだ蛯名正義騎手はパートナーの引退を惜しみながらも、「第2の仕事が待っているし、その子供たちに乗れる日を楽しみに待っている」と近い将来に思いをはせた。

 今後は、生まれ故郷のノーザンファームで繁殖牝馬として、生まれてくる子供たちにさらに大きな夢を託す。

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