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第53回宝塚記念(24日、阪神11R、GI、3歳以上、芝2200メートル、1着賞金1億3200万円=出走16頭)天皇賞・春で11着同着に敗れた後、厳しい表情を見せ続けてきた池江泰寿調教師(43)=栗東=から、久々に笑みがこぼれた。戦前、「7割のデキ」と話していたオルフェーヴルが鮮やかな勝利で、GI5勝目をマーク。昨年の年度代表馬の復活Vに「疑って悪かったという気持ち」と、改めて愛馬の強さを感じていた。
昨年の年度代表馬の劇的な復活劇が、指揮官を苦悩から解き放った。オルフェーヴルが、7万2253票を集めたファン投票1位の期待に応えてV。池江泰寿調教師は、安堵の表情を浮かべ、激闘から戻ってきた愛馬の顔を優しく撫でた。
「絶好調時に比べるとデキはほど遠く、半信半疑だったが、(オルフェーヴルを)疑って悪かったという気持ちです」
今年初戦の阪神大賞典は2周目3コーナーで外へ逃避して2着。その後に調教再審査があり、短期放牧に出すことができず、いつもと違う調整となった。それも影響したのか、天皇賞・春は見せ場もなく惨敗。この2戦でオルフェーヴルが心身に受けたダメージは計り知れず、トレーナーも立て直しに苦労した。
天皇賞・春の後、短期放牧先の滋賀県・ノーザンファームしがらきで見た愛馬の姿に「体も気持ちもしぼんでいた。普通の馬なら立て直すのに半年くらいかかる」と愕然(がくぜん)。5月31日に栗東トレセンに帰厩し、昨年と同じような調整過程に戻しても、状態がなかなか上向いてこない。「トモ(後肢)の張りが戻ってこないし、踏み込みも毛ヅヤも、もうひとつ。(宝塚記念には)時間が足りない」と苦しい調整だった。
それでも出走に踏み切ったのは、一歩ずつではあるが状態が良化していたことに加え、ファン投票で第1位に推されたからだ。「昨年の有馬記念では3冠を獲ったけれどブエナビスタの2位。でも、春2戦とも見苦しいレースを見せたにもかかわらず、支持をいただいた」と、ファンの期待に応えるべく、最善を尽くそうと覚悟を決めた。
その結果、「何とか7割のデキに持ってこられた」。前走で着用したメンコ(調教再審査で着用)を外すなどもした。7割ではあっても、こん身の調整が3冠馬の復活につながり、「メンコうんぬんが理由ではなかった。気持ちの問題だった」と、オルフェーヴルの闘志がよみがえったことを実感した。
2009年のドリームジャーニーに次ぐ兄弟制覇となり、当時も池江寿師&池添騎手のコンビ。「兄弟制覇もうれしいですね」と池江寿師は頬を緩めた。「今後の様子を見て、オーナーサイドと協議してから」と話したものの、凱旋門賞(10月7日、仏GI、ロンシャン、芝2400メートル)挑戦が現実味を帯びてきたことは確か。最大の苦境を一丸となって乗り越えた“チーム・オルフェーヴル”が、再び世界を目指す日々が始まった。
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