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【オークス】アンカツ、中央GI20勝目!

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【オークス】アンカツ、中央GI20勝目!

 第70回オークス(24日、東京11R、GI、3歳牝馬オープン、定量、芝2400メートル、1着本賞金9700万円=出走17頭)桜花賞ブエナビスタが断然人気に応えて2冠を獲得。タイム2分26秒1(良)。主戦の安藤勝己騎手(49)はオークス初制覇で、中央GI20勝目。さらに自身の最年長クラシック優勝記録を更新した。ハナ差2着がレッドディザイア、3着がジェルミナル桜花賞上位馬が同じ着順を占めた。

 「負けなくて良かった」。

 断然人気のブエナビスタを史上11頭目の2冠牝馬に導いた安藤勝己騎手の表情が一気に緩んだ。

 桜花賞2着馬レッドディザイアが直線半ばで先頭に躍り出た時、ブエナビスタははるか後方。果たして届くのか-。大外を強襲するブエナは一完歩ごとにグイグイと肉薄し、馬体を並べてゴール。ダイワスカーレットに騎乗し、ウオッカとレコード決着の歴史的名勝負を演じた昨秋の天皇賞を再現するようなハナ差の接戦だ。

 「ゴールを過ぎてから(着順が)変わったのかと思った。周り(の騎手)から勝っていると言われても自信はなかった」。勝者のみ許される芝コースを通って引き揚げてきたが、半信半疑の“ウイニングラン”。写真判定の結果を気にしながらゴール前で出迎える山口厩務員と地下道へ向かう途中、電光掲示板の“写真”の文字が消えて最上部にブエナの馬番を示す『7』の数字が点滅。アンカツはスタンドに向かって右手を突き上げて約7万6000人の大観衆の声援に応えた。

 「直線で内か外かで迷った時、レッドディザイアが先にいた。もう届かないんじゃないかと思った。想像以上の脚を使ってくれたし、この馬の力に助けられました」。名手も脱帽するばかりだ。

 オークスは6度目の挑戦で初制覇。初挑戦は公営・笠松時代の1995年。ライデンリーダーで1番人気に支持され13着に完敗した。07年は桜花賞ダイワスカーレットが感冒のため出馬投票直前に回避する不運もあった。「この年になると、今まで勝ったことのないGIを勝ちたいね」と話していたベテランは、あと皐月賞を勝てばクラシック完全制覇だ。

 今回の勝利で、桜花賞で築いたクラシック最年長優勝騎手の記録(49歳1カ月27日)を更新。中央GIは節目の20勝目となった。「最後は間に合ってくれと思ったね。本当に強い馬だし、今は何も注文などはない。このまま無事に行ってくれればいい」。この馬となら、まだ勝っていないタイトルを獲れそうだ。アンカツは、そう確信している。(片岡良典)

3連単GI史上最低配当

 人気馬同士の決着で3連単は2430円の低配当。昨年の天皇賞・秋の3250円を下回るGIの最低配当。

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