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第70回オークス(24日、東京11R、GI、3歳牝馬オープン、定量、芝2400メートル、1着本賞金9700万円=出走17頭)飛んだ! 2冠だ! 凱旋門賞だ! 牝馬クラシック第2弾オークスは、1番人気の桜花賞馬ブエナビスタが後方から大外一気に突き抜けて2冠を達成した。2分26秒1。陣営は世界最高峰レースの仏GI凱旋門賞(10月4日、芝2400メートル)挑戦を明言。3歳馬、さらに牝馬の挑戦は日本調教馬では初めて。早くもGI3勝した“女ディープ”は、世界制覇の夢に挑む。
弾丸娘が東京でも豪快に飛んだ。ブエナビスタが最速の上がり3ハロン33秒6を発揮し、史上11頭目となる桜花賞&オークスの2冠を達成した。
未明からの雨も午後には上がり、時折晴れ間ものぞく東京競馬場。昨年より多い7万6000人超の観衆は、衝撃の場面を目撃する。桜花賞2着の雪辱を期すレッドディザイアが好位から直線で早めに抜け出した。ブエナの主戦・安藤勝騎手が桜花賞後、もっとも警戒していたライバルだ。
その時、ブエナは後方2番手。しかも、アンカツが内に進路を取ろうとして、再び外に持ち出すロス。ずっと前方にいるレッドを捕まえられるのか。場内からは歓声、悲鳴、絶叫…。来た! 来た! 単勝140円。青い帽子の7番の馬が大外からグングンと迫る。驚異的な末脚でゴール直前、馬体が並ぶ。写真判定の結果、ハナ差の勝利。「間に合ってくれ」-。ジョッキーも救われた思いだった。
「見てて疲れたわ。暑くてびっしょりや」。汗をぬぐう松田博資調教師は念願だったオークス3勝目(88年コスモドリーム、93年ベガ)に安堵と喜びの表情だ。スタートは五分に出たが、いつも通りに道中じっと脚をタメる作戦で後方2番手。「真ん中より前に行くと思っていたので、あの位置は“大丈夫なんか”と思った。前走よりも距離が長くなっているので、今までと同じ瞬発力が使えるかなと心配したわ。これならダービーでもいい勝負できるのと違うかな」と改めて世代トップの能力を実感した。
2冠達成でいよいよ凱旋門賞(10月4日、仏ロンシャン、GI、芝2400メートル)挑戦プランが現実味を帯びてきた。「(遠征は)馬主が決めることだけど、状態さえ良ければフランスへ。斤量(54.5キロ)が軽いのは魅力だし、今年じゃないとダメだろう」と海外遠征経験のあるトレーナーは意欲を見せる。
440~450キロ台と小柄な体に強烈な末脚から、無敗3冠馬ディープインパクトの牝馬版と呼ばれるブエナビスタ。そのディープは06年に凱旋門賞に挑戦し、無念の結果に終わった。でも、ブエナビスタなら、その雪辱をきっと果たしてくれる。日本中のファンはそう信じている。(片岡良典)
凱旋門賞
毎年10月の第1日曜日に、パリのロンシャン競馬場で行われる芝2400メートルのGIレース。1920年に創設され、欧州競馬の最高峰と呼ばれる伝統のレースで、日本調教馬は8頭が挑戦。最高着順は99年エルコンドルパサーの2着。06年ディープインパクトは3位に入線したが、レース後に禁止薬物が検出されたため後日、失格になった。8頭とも牡馬で、ブエナビスタが挑戦すれば牝馬初。3歳馬としても初挑戦となる。
過去20年で3歳馬が14勝。古馬(牡59.5キロ、牝58キロ)より3.5キロ軽い斤量設定は有利とされる。昨年は54.5キロの3歳牝馬ザルカヴァが優勝。ブエナビスタには日本競馬史上初の快挙達成の可能性も十分ある。
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