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【秋華賞】イザベル自慢の豪脚で本番こそ

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【秋華賞】イザベル自慢の豪脚で本番こそ

 もう脇役では終わりたくない。ローズS2着のマイネイサベルが、栗東滞在で秋の主役奪取に乗り出した。

 昨夏の新潟2歳Sを快勝してから、勝ち星のないイサベル。春の重賞戦線は(2)(4)(5)(6)着と、常に上位争いに加わりながら勝てない日々が続いた。10番人気まで評価を落とした秋初戦。ローズSではスローペースの中、後方から上がり3ハロン33秒3の豪脚を繰り出したが、ホエールキャプチャにクビ差及ばず。しかし、惜敗にも陣営は光明を見いだした。

 「右回りがダメではないか? という見方もありましたが、これで大丈夫だということは分かりました」

 担当の大原調教助手は明るい表情を見せた。環境の変化に弱く、カイバを食べなくなる繊細な牝馬だが、キャベツをカイバに混ぜると食べることを発見。特製カイバのおかげで馬体もふっくらとしてきた。

 「夏の放牧で485キロまで増えたのに、北海道→美浦→阪神→栗東の移動で452キロまで減ってしまいました。でも、この中間は乗って負荷をかけながらで、体も増えています」

 大原助手はカイバおけに顔を突っ込んでエサをほおばるイサベルに笑顔を向ける。1週前の追い切りでは松岡騎手が騎乗してCWでマイネルスターリー(栗・加用、牡6オープン)と併せ馬。一杯に追われて6ハロン80秒7、3ハロン39秒2-12秒7をマークし、3馬身も相手を突き放した。

 「ハードにやりましたが、状態はいいですね。今回はホエールキャプチャにどうしたら勝てるのか、を考えてやってきました。内回りコースだけど、中途半端な競馬をするより、前に壁を作ってイサベルの末脚を信じたいと思う」

 大原助手は同じ美浦から栗東に滞在して日々をともに過ごしているライバルに闘志を燃やす。クイーンCでも2着に敗れた相手・ホエールキャプチャの引き立て役にはもうならない。マイネイサベルが自慢の末脚を繰り出して3歳女王の頂点まで突き進む。 (柴田章利)

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