中央競馬ニュース

【逃げ馬の作る展開から勝ち馬を見極める】エプソムC2023 逃げ馬が穴をあける中距離重賞!激戦を制し、秋の飛躍を誓う一頭は?

 2   8   3,910
シェアする  x facebook LINEで送る
【逃げ馬の作る展開から勝ち馬を見極める】エプソムC2023 逃げ馬が穴をあける中距離重賞!激戦を制し、秋の飛躍を誓う一頭は?

先週は、安田記念を観戦するため、ウマニティBARのある銀座へ。

久々に銀座を歩きながら、これほど馬鹿な感想もないだろうけれど、でかいのだ。ビルディングが。

その林立は私を圧倒するし、人々は垢抜けきっているし、うろうろしていると横山ルリカのプロダクション尾木に行きあたるし、生来の成り立ちがミーハーにできている田舎者には刺激の強い風景だった。

安田記念は◎ソングラインが勝ったものの、戦前の侃侃諤諤(かんかんがくがく)に反し、実力馬が順当に力を発揮する結果に。


大勝したらBARの横のうなぎ屋へ、と考えていましたが、ダメでしたね。

さて、今週はエプソムカップ。データは過去10年分を使用。

逃げ馬の成績は【1-1-3-5】。逃げ切りの難しい東京でこの数字は特筆すべき。

また、2014年に勝ち鞍を挙げたエイシンヒカリこそ2番人気だったものの、その後、2016年マイネルミラノ6番人気3着、2017年マイネルハニー6番人気3着、2019年サラキア7番人気2着、極めつけは2020年のトーラスジェミニ18番人気3着で、複勝回収率は456%。

過去10年スローペース6回、ミドルペース3回、ハイペース1回と、緩めの流れになりやすい傾向もあり、逃げ馬が大活躍。

東京芝1800mは、変則のコーナー3つのレイアウト。スタートは1、2コーナーのポケットにあり、160mほどですぐに向こう正面に入る。

そこから、3コーナーまでは750mあるので、ペースは落ち着きやすく、前に位置を取るアドバンテージが大きくなる。とはいえ、差しの決まる今開催の東京を踏まえると、それなりの瞬発力はほしいところ。

今年の逃げ馬に注目すると、マテンロウスカイショウナンマグマトーラスジェミニあたりに目がいく。


ただ、ショウナンマグマトーラスジェミニは近走行き脚がついておらず、マテンロウスカイの逃げと考えるが妥当。今年も緩めのペースになりそう。

スローペースだった6年に、好走した馬の位置取りや上がり実績を眺めていると、1000m通過タイムが60秒以上か、未満かで、はっきりとした傾向が出ている。

60秒以上のスローだった3年は上がり最速馬が勝ち鞍を挙げている一方、60秒未満のスローだった3年は上がり最速馬が一頭も馬券に絡んでいない。

いうなれば、瞬発力の競馬か、持続力の競馬かということで、これだけで判断はしにくいものの、ひとつの目安としては有効かもしれない。

マテンロウスカイは瞬発力で劣るので、2走前のように、後続に脚を使わせるラップを刻みたい。逃げた3戦はすべて着内へ好走しており、同時に好走した3着以内馬は、例外なく4角5番手以内を通過している。

持続力ラップに耐性のある先行馬を狙いたい。

マテンロウスカイ。2走前、阪神芝1800mの3勝クラスは、1000m通過59秒3から、後半4ハロンを45秒6でまとめ逃げ切り勝ち。テンの1ハロン以外、すべて11秒台と、後続に脚をと使わせるラップを刻ませた鞍上の手腕も光った。

前走のOPは、今回と同じ東京芝1800mで、1000m通過58秒4、2走前と同じく、テンの1ハロン以外はすべて11秒台。伏兵の勝ち馬が走りすぎた感はあるものの、3着馬には3馬身差をつけた。前走から斤量2キロ増になるが、楽にハナを切れそうなメンバー構成なら、重賞でも期待は大きい。


レインフロムヘヴン。前走の東京芝2000mの府中Sは、前後半の1000m60秒8-57秒0、勝ち時計は1分57秒8と優秀。好位につけ、上がり3ハロン33秒4で差し切り勝ちの好内容。

今回は1ハロン短縮でのレース。スタートでよれる癖があり、相手強化も加わって楽ではないが、レーン騎手騎乗で前につけられれば。

ココロノトウダイ。一昨年の日刊スポーツ賞中山金杯2着後、8戦して着内好走は2走前の1度のみも、その2走前は今回1人気になるであろうジャスティンカフェに0秒2差の2着。近走はマイル戦でも前につけられているし、1キロでも斤量が減るのは好材料。妙味も含め狙いたい。

馬券は◎から○▲への馬連ワイド。

(文・垣本大樹)

この記事はいかがでしたか?
ナイス (8)

このニュースへのコメント

垣本大樹|2023年6月11日 0:03 ナイス! (0)

ほんとですね。そして回避してましたね。大変失礼いたしました。

BPM|2023年6月10日 19:36 ナイス! (0)

最後のココロノトウダイの部分、ジャスティンカフェじゃなくてジャスティンスカイじゃない?

関連競馬ニュース

新着競馬ニュース

人気競馬ニュース

会員登録(無料)でできること

レース情報

今週の注目レース

5月5日()
NHKマイル G1
新潟大賞典 G3
5月4日()
京都新聞杯 G2

⇒今週の番組表へ

先週のレース結果

4月28日()
天皇賞(春) G1
4月27日()
青葉賞 G2
ユニコーンS G3

⇒先週の番組表へ

総賞金ランキング
JRA競走馬総賞金ランキング
4歳以上
1 ドウデュース 牡5
102,726万円
2 スターズオンアース 牝5
84,098万円
3 リバティアイランド 牝4
74,444万円
4 ディープボンド 牡7
73,123万円
5 ジャスティンパレス 牡5
65,388万円
6 シャフリヤール 牡6
59,685万円
7 タスティエーラ 牡4
57,005万円
8 テーオーロイヤル 牡6
51,827万円
9 セリフォス 牡5
49,313万円
10 ジャックドール 牡6
49,004万円
» もっと見る

3歳
1 ジャスティンミラノ 牡3
27,482万円
2 ステレンボッシュ 牝3
21,547万円
3 ジャンタルマンタル 牡3
18,666万円
4 アスコリピチェーノ 牝3
16,854万円
5 コスモキュランダ 牡3
15,392万円
6 シンエンペラー 牡3
11,128万円
7 コラソンビート 牝3
9,942万円
8 エトヴプレ 牝3
9,644万円
9 スウィープフィート 牝3
9,386万円
10 レガレイラ 牝3
8,278万円
» もっと見る