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7日の京都11Rで行われた第20回ファンタジーステークス(2歳牝馬オープン、GIII、芝1400メートル、12頭立て、1着賞金=2800万円)は、クリストフ・ルメール騎手騎乗の5番人気キャンディバローズ(栗東・矢作芳人厩舎)がゴール前の競り合いを制してV。重賞初制覇を果たした。タイムは1分21秒9(良)。
4頭出しのディープインパクト産駒が4着までを独占する決着となったが、ゴール前は大接戦。その中から最後にグイッとひと伸びを見せたのがキャンディバローズだった。札幌でのレコード勝ちからひと息入れての一戦を見事に快勝。2歳女王へ大きく前進した。
レースはメジェルダがハナを切って快調に飛ばす。離れた2番手にタガノヴィアーレがつけて、その後ろに人気のブランボヌールが追走。外にキャンディバローズも並んだ。メジェルダはペースを落とさずに逃げたが、直線に入ると後続も徐々に接近。タガノヴィアーレ、キャンディバローズ、ブランボヌールが迫ると、最後は大外からワントゥワンもこの争いに加わる。しかし、最後は粘るメジェルダをわずかにかわしてキャンディバローズが先着。デビュー3戦目で重賞ウイナーに輝いた。アタマ差の2着は6番人気のメジェルダ。さらにクビ差の3着には1番人気のブランボヌールが入っている。
キャンディバローズは、父ディープインパクト、母アフレタータ、母の父タイキシャトルという血統。北海道浦河町・富田牧場の生産馬で、猪熊広次氏の所有馬。通算成績は3戦2勝。重賞初勝利。矢作芳人調教師、クリストフ・ルメール騎手ともにファンタジーSは初勝利。
ルメール騎手は「ちょっと外枠で難しかった。でも彼女はいいスタートを切って3番手。いいポジションだった。ラスト200メートルはいい瞬発力でした」と好位につけるセンスと最後の瞬発力を高く評価していた。
★7日京都11R「ファンタジーステークス」の着順&払戻金はこちら
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