11日の中山3R3歳新馬(ダート1200メートル)は、石川裕紀人騎手騎乗の2番人気パブロ(牡、美浦・手塚貴久厩舎)が好スタートから先手を取ってそのまま逃げ切り、快勝した。タイムは1分13秒4(良)。
かなりバラついたスタートとなったが、外から抜群のスタートを決めたパブロがそのまま先行。1番人気のボスキャットグレイもこれをピタリとマークする。その後ろにアポロリュウセイがつけて、さらにアカンパニスト、フォーエヴァーマンなどが続いた。かなり縦長の展開になるが、先頭を走る人気2頭の争いは直線に入っても変わらない。ボスキャットグレイも懸命に追撃したが、最後までパブロの脚いろは衰えず、リードを保ったまま押し切ってV。新成人の石川騎手が成人の日に新馬勝ちを飾った。3馬身差の2着がボスキャットグレイ。さらに1/2馬身差の3着には8番人気のアポロリュウセイが流れ込んでいる。
パブロは、父キンシャサノキセキ、母ゲルニカ、母の父Luhukという血統。母はアルゼンチン1000ギニーなどGIを4勝。半兄エイシンオスマンはGIIニュージーランドTの勝ち馬。
石川騎手は「調教の動きからも手応えをつかんでいたし、強気に乗りました。理想的な競馬ができたし、最後は2着馬を突き放してくれましたからね。脚さばきが軽いし、芝にも対応できると思います」と3馬身差の快勝に手応え十分の口ぶりだった。
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