“ニシノ”“セイウン”の冠名で知られる西山茂行氏の所有馬が、2歳戦で大暴れしている。今週も新潟で素質馬2頭がデビュー。この勢いからは目が離せない。
西山茂行氏所有の2歳馬は、ダリア賞で3着に入ったニシノベースマンを筆頭にすでに4頭が勝ち上がっている。2、3着に好走している馬も多く、まだまだVを量産できそうなムードだ。
今週の新潟では日曜芝1200メートルに2頭がスタンバイしている。ニシノコデマリ(牝、美浦・松山厩舎、母ニシノツインクル)は、スウェプトオーヴァーボード×ヨハネスブルグの超スピード配合。23日にはWコースで4F52秒7、ラスト1F12秒8(馬なり)と小気味いい動きを見せている。
「早い時期に入厩して時間をかけて乗り込めた。環境に慣れて、いい意味で落ち着きが出てきましたね。芝向きの軽いフットワークで繋も柔軟。420キロそこそこなので▲3キロ減も効きそうです」とトレーナー。売り出し中の武藤騎手を背に押し切りを狙う。
もう1頭はロードカナロア産駒のニシノエイユウ(牡、美浦・尾形充厩舎)。母ニシノステディーは信越S2着など芝の短距離で活躍した。「お母さんと同じでスピードタイプ。動きは水準以上だし、ゲートを出てからの加速も速い」と指揮官。こちらは鞍上に大野騎手を予定しており、ワンツーもありそうだ。(夕刊フジ)
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