6日新潟8Rダリア賞に、地方馬の
マジックオブラブ(大井・福田真広厩舎、牡2歳)が参戦する。大井で行われた今年最初の新馬戦で逃走V。2着に敗れた2戦目も軽快に逃げるスピードを見せており、芝適性を見込んでの遠征になる。
福田調教師に挑戦への経緯を聞くと、「オーナーとは、〝連勝したら必ず行こう〟と話していました。2戦目は負けてしまいましたが、選ばれたのでチャンスがあるなら行ってみよう…と。手先が軽くスピードがありますし、芝はいいと思います」と期待の大きさが伝わってきた。父
イスラボニータは新潟芝で2戦2連対(
セントライト記念1着、
新潟2歳S2着)。血の裏付けもある。
前走後は短期放牧を挟んでの調整だが、「すごく順調。大井で出走する際も小林から移動していますし、飼い葉もしっかり食べてくれるので、遠征はクリアしてくれるとみています」と不安は感じていない様子だ。
芝だけでなく左回りも未経験で未知の要素は多いが、トレーナーは意に介していない。「新潟の暑さは気になりますが、どの馬も条件は同じですからね。2歳のこの時季であれば中央馬とも大きな差はないはずなので、今だからこそ…と思っています」。
初めてコンビを組む笹川翼騎手は新潟県出身で、南関東リーディングトップを快走中。勝利を収めれば、JRA初勝利を地元で達成することになる。