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17日の中山11Rで行われたターコイズステークス(3歳以上オープン、牝馬限定、GⅢ、芝1600メートル)は、昨年の勝ち馬で2番人気のミスニューヨークが、ミルコ・デムーロ騎手(43)=栗東・フリー=の手綱で連覇を達成した。来年も現役を続行するかは協議して決められる。2着は4番人気のウインシャーロット。1番人気ママコチャは5着に敗れた。◇ゴール前の混戦を、圧倒的な切れ味で断ち切った。2番人気のミスニューヨークが昨年同様、末脚爆発で連覇達成。M.デムーロ騎手が満面の笑みで切り出した。「前走(京成杯AH4着)はスペースがなくてもったいなかったけど、今回はゴチャつかないように直線で外に出したら、すごい瞬発力を見せてくれました。うまくいきましたね」序盤は後方に置かれたが、徐々にリカバリーして中団を確保。4コーナーで鞍上がゴーサインを出すと、外から上がり3ハロン34秒1の末脚で前をとらえた。連覇は2017、18年ミスパンテール以来2頭目。杉山晴調教師は「昨年は53キロだったけど、今年は55キロ。本当に偉い。競走馬のかがみです」と絶賛した。来年も現役を続けるかは「オーナーと相談します」と話すにとどまったが、この切れ味はまだまだ見ていたい。(綿越亮介)■ミスニューヨーク 父キングズベスト、母マンハッタンミート、母の父マンハッタンカフェ。青鹿毛の牝5歳。栗東・杉山晴紀厩舎所属。北海道浦河町・高昭牧場の生産馬。馬主は(有)高昭牧場。戦績22戦6勝。獲得賞金1億8383万7000円。重賞は2021年GⅢターコイズSに次いで2勝目。ターコイズSは杉山晴紀調教師、ミルコ・デムーロ騎手ともに21年に次いで2勝目。馬名は「女性+ニューヨーク。母名より連想」。