週末の注目レースを伊吹雅也プロが「1点」の傾向に注目して分析する連載。特別登録を基に各レースを予習する際の参考資料としてご活用下さい。今週のターゲットは、中京2歳S・タンザナイトS・ターコイズS・コールドムーンS・ディセンバーS・朝日杯FSの6レースです。 ▼2024年12月14日(土) 中京09R スポーツ報知杯 中京2歳ステークス 【“JRAの、1勝クラス以上のレース”において4着以内となった経験の有無別成績(2020年以降)】 ●あり [3-4-3-11](3着内率47.6%) ●なし [1-0-1-19](3着内率9.5%) →これまでの戦績を素直に評価したい一戦。ちなみに、“JRAの、1勝クラス以上のレース”において4着以内となった経験がない、かつ中央場所のレースにおいて1着となった経験がない馬は2020年以降[0-0-0-16](3着内率0.0%)でした。 ▼2024年12月14日(土) 京都11R タンザナイトステークス 【前走との間隔別成績(2020年以降)】 ●中8週以内 [0-3-1-32](3着内率11.1%) ●中9週以上 [4-1-3-19](3着内率29.6%) →休養明けで臨んだ馬の方が堅実。なお、前走との間隔が中8週以内、かつ枠番が1枠の馬は2020年以降[0-2-1-2](3着内率60.0%)だったものの、阪神芝1200m内で施行されていたこの期間中は全体的に内枠有利だったので注意しましょう。 ▼2024年12月14日(土) 中山11R ターコイズステークス 【前走のコース別成績(2020年以降)】 ●東京・中山 [4-4-3-21](3着内率34.4%) ●東京・中山以外 [0-0-1-31](3着内率3.1%) →臨戦過程が明暗を分けそう。近年は関東圏以外のレースを経由してきた馬が苦戦しています。 ▼2024年12月15日(日) 中京11R コールドムーンステークス 【“前年以降の、東京ダ1400mのレース”において3着以内となった経験の有無別成績(2022年以降)】 ●あり [2-2-2-7](3着内率46.2%) ●なし [0-0-0-19](3着内率0.0%) →東京ダ1400mのレースに実績のある馬が優勢。特別登録を行った馬のうち、“前年以降の、東京ダ1400mのレース”において3着以内となった経験があるのは、エミサキホコル・エルバリオ・スマートフォルス・バグラダス・ハチメンロッピ・バトゥーキ・ミラクルティアラ・レオノーレの8頭だけです。 ▼2024年12月15日(日) 中山11R ディセンバーステークス 【馬齢別成績(2019年以降)】 ●5歳以下 [5-5-3-35](3着内率27.1%) ●6歳以上 [0-0-2-26](3着内率7.1%) →2019年以降の3着以内馬15頭中13頭は馬齢が5歳以下。高齢馬は強調できません。 ▼2024年12月15日(日) 京都11R 朝日杯フューチュリティステークス 【“同年10月以降の、JRAの、芝のレース”において“着順が1着、かつ上がり3ハロンタイム順位が2位以内”となった経験の有無別成績(2018年以降)】 ●あり [6-5-6-22](3着内率43.6%) ●なし [0-1-0-56](3着内率1.8%) →ここ2か月あまりの戦績が重要。同年9月以前のレースしか勝っていない馬は期待を裏切りがちでした。 次回、【伊吹雅也のピックアップ競馬データ】特選重賞データ分析編は12/15公開予定です。