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~~~~~『くりーくの中間追い切りチェック 札幌記念 2023【完全版】 』~~~~~
こんにちは、くりーくです。このコラムでは、今週行われる重賞競走の中間の調教内容を中心に分析してご紹介します。私の予想の基幹部分でもある調教分析術を是非あなたの予想にお役立て下さい。今回も前走からの中間の調整内容(評価はA~F)を中心に各馬コメントをしていきたいと思います。
8月20日(日) 札幌11R 第59回 札幌記念(3歳以上G2・📹
芝2000m)
☆『
参考レース』
☆『
調教VTR』
☆『
関係者インタビュー』
<休み明けでの出走>
④シャフリヤール(ドバイシーマクラシック:5着(海外競馬)〔5ヶ月〕)<B>〕
海外遠征後の休み明けでこの中間は函館での調整。1週前には3頭併せで強めに追われて先着。気難しい面がある馬なので最終追い切りは馬なりでの調整で仕上げたいところでダービー馬だが注文がつくところが意外と多い。
☆『
前々走の追い切り』
☆『
前走の追い切り』
<最終追い切りB>
函館芝併せ馬の内。直前一杯に追われている時点で重たさがあるのかという不安はあるが走りを見るとさすがにダービー馬だけあって迫力のある動き。100%ではないが合格ラインの仕上がりまではきている。
②ウインマリリン(ドバイシーマクラシック:6着(海外競馬)〔5ヶ月〕)<C>〕
昨年は宝塚記念からの参戦で美浦で乗り込まれて移動してきたが今年は海外遠征後の休み明けで早めに札幌に入厩しての調整。1週前の芝での併せ馬の動きを見るとまだ重たさが残る走り。
☆『
昨年の追い切り』
☆『
前走の追い切り』
<最終追い切りA>
札幌ダート単走。今年はダートでの追い切りも気持ちも入っていて力強い走りで昨年と同じくらいの出来にはありそう。
⑦ダノンベルーガ(ドバイターフ:2着(海外競馬)〔5ヶ月〕)<B>〕
能力の高い馬ではあるが右回りに不安があったり距離も長すぎると伸びきれなかったりと1年半勝ち星から遠ざかっているのが現実。この中間は海外遠征後の休み明けでヒシイグアスと一緒に函館で調整されていて順調に調整されている感じ。
☆『
前々走の追い切り』
☆『
前走の追い切り』
<最終追い切りC>
函館芝3頭併せの中。馬場が悪い影響か苦手な右回りの影響か前脚の出が硬く伸びきれていない。
⑫ヒシイグアス(大阪杯:7着、486kg(-18kg)〔4ヶ月半〕)<B>
前走時は輸送があったにしても直前の追い切りが軽すぎていて馬体が大きく減っていたところを見るとその辺が影響していたのかもしれない。この中間は大阪杯からの休み明けになるが函館で乗り込まれていて順調な時と同じく1週前に強めに追われて好時計が出ていて状態は良さそう。
☆『
前走の追い切り』
<最終追い切りC>
函館芝3頭併せの外。発汗の目立つ馬体で力のいりそうな馬場を力強く伸びて前に少し出るが前脚の出が硬く伸び脚平凡。
⑪ラーグルフ(大阪杯:11着、494kg(-10kg)〔4ヶ月半〕)<C>
この中間は函館Wコースでの調整で乗り込まれているが特に目立つところがなく時計も平凡。
☆『
前走の追い切り』
<最終追い切りD>
函館W併せ馬の外。終始頭の高い走りで後ろから来た併走相手に並ぶ間もなくあっさり抜き去られる。
⑧マテンロウレオ(天皇賞(春):5着、474kg(-2kg)〔3ヶ月半〕)<C>
昨年秋に復帰してから大崩れのない安定した成績。この中間は3ヶ月半ぶりの休み明けになるが乗り込み量が少なすぎ。1週前の追い切りでも重め感が残る物足りない動き。
☆『
前走の追い切り』
<最終追い切りC>
札幌芝併せ馬の外。素軽い走りも重心が高く伸びきれない併走相手に突き放せず。
⑨アフリカンゴールド(天皇賞(春):中止、468kg(±0kg)〔3ヶ月半〕)<E>
競走中止の天皇賞(春)からの休み明け。毎回少ない本数で出走してくる馬だがそれでも休み明けの時にはこれまで速い時計3本は出していたので今回は特に競走中止明けでこの本数は少なすぎる。
☆『
前走の追い切り』
<最終追い切りC>
札幌ダート単走。重心が高く力い強さのない走り。
⑬プログノーシス(香港クイーンエリザベスⅡ世C:5着、474kg(±0kg)〔3ヶ月半〕)<A>
休み休み使われてきている馬で叩き2戦目よりも休み明けの方が断然に成績が良い。この中間も香港遠征からの休み明けになるが栗東で入念な乗り込みで好時計を連発。函館移動前にほぼ仕上げている状態なので最終追い切りはこれまで通り馬なりでの調整で良さそうで好仕上がりで出走できそうです。
☆『
前々走の追い切り』
☆『
前走の追い切り』
<最終追い切りA>
函館芝併せ馬の内。手応え抜群で直線に向き激しく手が動くジョッキー騎乗の併走馬相手に持ったまま力強い走りで相手の走りに合わせる余裕のある走り。
⑩トップナイフ(日本ダービー:14着、484kg(-4kg)〔3ヶ月〕)<D>
この2戦は出遅れて後方からの競馬で見せ場なく終わっていて今度こそスタートを決めてと行きたいところだが強力な先行馬が揃っていて楽な競馬はさせてもらえなそう。出来に関してもこの中間札幌での追い切り1本で併せ馬でも重め残りの併走馬相手に見劣る動きで状態面にも不安が残る。
☆『
前走の追い切り』
<最終追い切りD>
札幌芝併せ馬に内。重心がく芝の上で上滑りしているような走りで力強さがない。
<前走:その他のレース出走馬>
①ソーヴァリアント(鳴尾記念:12着、508kg(-4kg)〔中10週〕)<C>
ここ2戦追い切りでは悪くない時計が出ていたが馬体重の増減が大きくパドックでの状態が物足りなく映った。この中間も変わりなく乗り込まれているが使い込めないことがマイナスになっているのかも
☆『
前走の追い切り』
<最終追い切りA>
函館芝併せ馬の内。終始楽な手応えで楽に先着して重め感なく素軽く力みがなく気持ちに余裕がある走り。
⑥ジャックドール(安田記念:5着、508kg(-4kg)〔中10週〕)<A>
昨年は大阪杯からの参戦で2週前と1週前に強めに追われていたが今年はあいだに安田記念を挟んでいるので2週前は馬なりで1週前は強めと少しの違いはあるが函館での調整はほぼ同じ内容。併せ馬でも先着していて時計も優秀で今年も良い状態で出走できそう。
☆『
昨年の追い切り』
☆『
前走の追い切り』、『
前走のジョッキーカメラ』
<最終追い切りB>
函館芝単走。昨年と同じく馬なりでの調整も今年は馬場がかなり悪く時計がかかっているが終いの伸び脚は悪くなく仕上がりは良さそう。
③ウインマイティー(マーメイドS:2着、490kg(+8kg)〔中8週〕)<B>
栗東にいるときはプール調教を多く取り入れている馬だが前走時はCWでの追い切りが多く馬体の仕上がりが良かった。この中間も栗東CWで2本追って1週前には札幌ダートで素軽い動きを見せていて前走時の仕上がりの良さをそのまま維持できている感じ。
☆『
前走の追い切り』
<最終追い切りD>
札幌ダート単走。素軽い動きではあるが鞍上が追うのをやめるとすぐに馬がブレーキをかけて走るのをやめようとしていて走りたいというより走らされているという感じに見えるた。
⑦ヤマニンサルバム(函館記念:11着、502kg(+2kg)〔中4週〕)<D>
デビューから17戦大きな休みなく使い込まれてきていて大きな馬だが近走はレース前に本数を乗り込むことがなく息切れしている感じ。
☆『
4走前の追い切り』
☆『
3走前の追い切り』
<最終追い切りA>
札幌芝単走。力強い走りで重馬場の芝コースを力強い走りで時計以上の伸び脚でこの馬場向きそう。
⑮ユニコーンライオン(函館記念:12着、522kg(+2kg)〔中4週〕)<D>
札幌での成績が良くないところがあり大きな馬の割に力のいる馬場が向かないのかとも思うところはあるが調子の良し悪しがある意味ハッキリしている馬。調子の良い時は乗り込み量も多く時計も優秀。近走は大きな馬の割に乗り込み量が少ないことが多く目立つ時計も出ていない。
☆『
前走の追い切り』
<最終追い切りC>
函館W併せ馬の外。力みあり手応え良さそうに見えて直線突き放せず。
⑭イズジョーノキセキ(クイーンS:5着、474kg(+2kg)〔中2週〕)<C>
休み明けの前走で乗り込み量が少なかったがパドックでは気合乗りも良く馬体も仕上がっていてレースでもロスなく追走して直線追い出されたが伸び脚は平凡だった。この中間も中2週で軽めの調整時計は平凡で上積みは期待できなさそう。
☆『
前走の追い切り』
<最終追い切りB>
札幌芝単走。掛かってはいないが走る気持ちが前向き過ぎて抑えが効きにくい走り。
※このコラムからの推奨馬は、プログノーシス、ジャックドールの2頭をあげておきます。
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今回は札幌記念編でした。
サマータイムという言葉がありますがこれだけ暑い日が続くと何十年後かには夏の時期だけ昼と夜を逆転して生活する(仕事は夜勤が中心、お店も夕方開店して早朝に閉店、スポーツやコンサートなども夜間にナイター開催などなど人は昼に寝て夜に活動する)ことになるのではないかと思うくらい昼間に活動することが大変な時代になってきています。競馬も夏の時期は夜間競馬が開催されて1Rの発走は22時でメインレースは朝4時なんて時代も来るのかもしれませんね。
先月札幌競馬場に行く機会がありましたが暑さは本州と変わらず年々暑い中での開催となる札幌記念について過去5年の連対馬の調教内容についてみてみると3年前のノームコア(1週前は美浦で追い切られ最終追いは札幌)以外は1週前の段階で函館もしくは札幌で追い切られていて10頭中8頭が強めに追われています。逆に最終追い切りは7頭が馬なりでの調整となっており早い段階で北海道に移動して1週前にはほぼ仕上がっている状態にもってこれているということが重要になりそうです。ちなみに過去3年で見てみると1週前に強めに追われていた馬が6頭中5頭、最終追い切りが馬なりだった馬が6頭中6頭と年々暑さが増してきている状況のなかでは1週前に万全に仕上がっているくらいでないとほかの馬に勝つ前に暑さに負けてしまうのということも頭に入れておいた方が良さそうです。
最後に乗り込み豊富で1週前までに一度は強めに追われていて好時計を出している馬を今年の登録馬の中からピックアップしてみるとウインマリリン、シャフリヤール、ジャックドール、ダノンベルーガ、ヒシイグアス、プログノーシスの6頭。あとはこの馬たちが最終追い切りでどんな動きを見せるか。馬なりで良い動きを見せていて内枠に入るような馬がいたら狙ってみてください。
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好調教!!
☆☆☆☆
◇札幌のメインは札幌記念。今年の◎は⑬プログノーシス。これまで使い込むというよりは休み休み使われてきて、使うレースはキッチリ仕上げて結果を出してきた馬。前走の香港でのレースからの休み明けになりますが栗東で入念に乗り込まれて北海道に移動する前にほぼ仕上げていて函館での最終追い切りの動きを見ても馬場の悪いなか手応え抜群で楽に併走相手の動きに合わせる好内容ここも十分勝ち負けがきたいできそうです。
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◇ご購入ありがとうございます。
あなたの馬券が当たりますように!!
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