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【京成杯AH】善戦マン返上、グランシルクが重賞初V

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【京成杯AH】善戦マン返上、グランシルクが重賞初V

 9月10日の中山11Rで行われたサマーマイルシリーズ(全3戦)の最終戦、第62回京成杯オータムハンデキャップ(3歳以上オープン、GIII、芝・外1600メートル、ハンデ、15頭立て=ダノンプラチナは出走取消、1着賞金=3900万円)は、田辺裕信騎手騎乗の1番人気グランシルク(牡5歳、美浦・戸田博文厩舎)が差し切り勝ち。タイムは1分31秒6(良)。マルターズアポジーが引っ張る速い流れを、グランシルクは中団で追走。4コーナー手前から外めを進出。手応え良く伸びて、ゴール前では鞍上の田辺騎手が後ろをふり返る余裕たっぷりの勝利だった。これで、シリーズ第1戦の中京記念で2着、第3戦の京成杯オータムHで1着のグランシルクが計15ポイント。同じく15ポイントのウインガニオン中京記念1着、関屋記念2着)と並んで優勝を分け合った。

 1馬身3/4差の2着には勝ち馬のポジションから直線は勢い良く伸びたガリバルディ(11番人気)、さらにクビ差遅れた3着にこれまた中団から伸びたダノンリバティ(6番人気)。

 京成杯オータムハンデキャップを勝ったグランシルクは、父ステイゴールド、母ルシルク、母の父ダイナフォーマーという血統。北海道安平町・ノーザンファームの生産馬で、馬主は(有)シルクレーシング。戦績は22戦5勝。重賞初勝利。京成杯AHは戸田博文調教師は初勝利。田辺裕信騎手は2014年クラレント、2015年フラアンジェリコに次いで3勝目。

 ◆田辺裕信騎手(1着 グランシルク)「サマーマイルチャンピオンの可能性があるのはわかっていたので、よかったです。初めて乗るので、この馬の折り合いはわかりませんでしたが、逃げる馬も追いかける馬もわかっていたので、競馬はしやすかったですね。いつも勝負どころでモタモタする印象だったので、早めに追い出しましたが、いい脚をつかってくれました。賞金が加算できたのは大きいし、関東のマイル路線の最前線でがんばってほしいですね」



★10日中山11R「京成杯AH」の着順&払戻金はこちら

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