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【芳賀英敏 現場記者当たり屋】スキなしブロッサム

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【芳賀英敏 現場記者当たり屋】スキなしブロッサム

 お久しぶりです、芳賀です。「夏はだめだったので、秋競馬はがんばります」と宣言しても、デスクからは白い目で見られる始末でしたが、先週の中山開幕週は収支プラスで当たり屋コーナーに帰ってまいりました。一流ジョッキーのコメントのパクリで失礼しましたが、秋こそはこのコーナーに毎週登場できるよう、がんばります。

 例年同様に、ローズSは本番の秋華賞そのものといえるほど豪華なメンバー構成だ。舞台は阪神外回り1800メートル。京都内回り2000メートル(直線328メートル)で器用さが求められる本番と違うのは、コーナー2回で473・6メートルと長い直線に待ち構える2・3メートルの坂を克服する末脚が求められる点だ。

 ◎は(5)エバーブロッサム。サンケイスポーツ賞フローラS2着、オークス2着が示す通り、広く直線の長いコースで末脚を生かす馬だ。強敵揃いのフラワーCオークスで、メンバー最速タイの上がりを記録しているように、今回の舞台に最適の存在といえる。

 最終追い切りを終えて戸崎騎手を直撃すると、「素晴らしい。休む前よりも集中していましたし、前向きさと一歩一歩の力強さも出ていました」と、愛馬の成長ぶりに目を細めていた。牝馬ながら気性的にのんびりしており、それが長所でもあるのだが、春は勝負どころでその部分が出る形で2着惜敗が続いた。

 ひと夏を越した今回の追い切りでは「終始ピリピリした感じ」と、隙のない走りに変わって理想形に近づいたという。「同世代では一番の馬だと思っています」。名手の思いに、記者も同意する。普段はおっとりとした馬だけに、初の阪神輸送もクリアできる。

 単勝(5)と、馬単で(5)→(1)(4)(7)(8)(10)(18)へ均等流し。◯(1)デニムアンドルビー、▲(10)レッドオーヴァル、△△(18)メイショウマンボはもちろんだが、本番を占う上では人気を落としている△3頭、(4)コレクターアイテム、(7)トーセンソレイユ、(8)ローブティサージュのレースぶりにも注目だ。

★15日阪神11R「ローズS」の出馬表はこちら

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