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【香港25日=斉藤弘樹】チェアマンズスプリントプライズ(29日、シャティン、GI、芝1200メートル)に挑むファインニードル(栗・高橋忠、牡5)が、トミー・ベリー騎手(27)を背にシャティン競馬場の芝コースで追い切りを行った。クイーンエリザベス2世C(同、芝2000メートル)に出走するアルアイン(栗・池江、牡4)とダンビュライト(栗・音無、牡4)は26日に追う予定で、枠順もきょう確定する。
GI制覇の勢いそのままに、ファインニードルが香港の芝で力強い走りを披露した。4ハロン51秒9(2ハロン22秒7)と上々の動き。初コンタクトを取ったT・ベリー騎手が、絶好の感触を伝えた。
「とてもいい集中力で、気持ちも十分に入っています。息遣いも良かったし、完璧に仕上がっていると思います」
前日の調教中に落馬してヒヤリとさせた鞍上が元気に調教に参加。不安材料も消えた。
「ピリッとしていないところがあったので、最後の直線だけしっかり反応を確かめてもらいました。気負うところもなくリラックスできていますね」と高橋忠調教師も納得の表情だ。日本の短距離王が、スプリント王国でも存在感を見せる。
★ファインニードルの競走成績はこちら
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