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第34回エリザベス女王杯(15日、京都11R、GI、3歳上牝馬オープン国際、定量、芝・外2200メートル、1着本賞金9000万円=出走18頭)ダントツ人気の今春の2冠牝馬ブエナビスタは追い込み届かず3着。単勝11番人気のクィーンスプマンテが逃げ切り、重賞初制覇をGIで決めた。田中博康騎手(23)=美・フリー=はデビュー4年目でGI初優勝。12番人気のテイエムプリキュアが2着に粘り、3連単は154万超馬券。06年は1位入線馬が12着降着、07年はウオッカが当日に出走取消など1番人気にとって鬼門のレースだ。
京都競馬場がどよめいた。単勝1.6倍の2冠牝馬ブエナビスタに立ちはだかったのは、重賞未勝利で11番人気のクィーンスプマンテだった。
3~4コーナーで前を行く2頭が後続との差を広げる。ブエナがスパートして3番手に上がったが、直線入り口で20馬身以上の差は決定的。逃げたスプマンテがテイエムプリキュアを振り切り重賞初VをGIで飾った。
「後ろからの脚音は聞こえなかったので、(3番手以下は)だいぶリードしていると思いましたが、最後まで必死でした」
宣言通り自分の競馬に徹した田中博康騎手は、思い切りの良さと巧みなペース配分で自身もGI初制覇。ゴールを過ぎて、向こう正面では「小学校の剣道で負けて以来かも」という涙があふれた。今年、減量が取れたデビュー4年目の23歳。「危機感は常に抱いています。でも、今年は充実した年になりました」。ユニコーンS(シルクメビウス)に次ぐ重賞2勝目が大きな勲章だ。8月15日札幌11Rで落馬し全身打撲を負ったが、9月5日に復帰。困難を乗り越え歓喜の時を迎えた。
小島茂之調教師は、昨年の秋華賞をブラックエンブレムで制した時と同様に京都大賞典(9着)前から栗東に滞在させて調整。馬房もブラックと同じだった。「自信はありました。逃げ、というスタイルを持っていますから」。前走を控えて大敗したことで「競られてつぶれてもいいから」と腹をくくった。京都への輸送が短い栗東調整で馬体減りの心配がなく、直前にハードに追い切れたこともプラスだった。
クィーンスプマンテは年内引退が濃厚だが、「僕もクィーンも力をつけていくので、これからも応援よろしくお願いします」。田中博の晴れやかな表情が、大波乱の空気を和やかにさせた。(下村静史)
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