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【きさらぎ賞】ベストメンバー賞金稼ぐ!

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【きさらぎ賞】ベストメンバー賞金稼ぐ!

 昨年のダービーの賞金ボーダーラインは2100万円で、重賞ウイナー2頭が除外の憂き目にあった。今年のクラシックも混戦模様だけに、これからの重賞では各馬ともに賞金の加算が必至となってくる。賞金900万円のベストメンバーも、早いうちに賞金を加算したいクチ。着実にパワーアップした厩舎期待の素質馬が、クラシックへの道を切り開く。

 寒竹賞で豪快に外から突き抜けて2勝目を挙げたベストメンバー。前走同様の豪快なパフォーマンスを演じて、クラシックの有力候補に躍り出る。

 「2勝では無理。皐月賞、ダービーの話はここが終わってからですね」。現時点ではGI出走への賞金が足りていないため、慎重な姿勢を見せた宮本調教師。それでも「リーチザクラウンは強いし、他にも強い馬は揃っているけれど、負かす気持ちでいきます。何とかここで決めて欲しいですね」。ここでクラシック出走のために必要な賞金を得て、春に突っ走る構えだ。

 宮本師に気合が入るのも当然だ。04年に厩舎を開業し、昨年はデグラーティア小倉2歳Sを勝ち重賞初制覇。勢いに乗ってきたトレーナーが、「今まで手がけてきた馬の中では、一番だと思っています」と熱い思いを寄せる素材だ。調教助手時代(中尾謙太郎厩舎)には95年スプリングSなど重賞3勝ナリタキングオーを担当、重賞7勝キョウトシチーでは98年ドバイワールドC(6着)にも遠征。“走る馬”を見る目は確かだ。

 ベストメンバーのセールスポイントは「素直なところ」と宮本師。「テンションが上がる馬は100%の力を出し切るのが難しい。その点、この馬はドシッとして騎手が思ったように乗れる。行ければ行けるし、控えようと思えば控えられる。まだ馬が若く粗削りな面はあるけど、レースに注文がつきませんから」。新馬戦は2番手から抜け出して、前走は後方一気。あらゆるパターンに対応できるのが、強みだ。

 10日朝は角馬場でじっくり乗り込んだ後、CWコース1周→坂路4ハロン72秒2のメニュー。かなりの運動量を消化しても、落ち着き払った様子が頼もしい。前走で皐月賞と同じ舞台を克服、長距離輸送も経験して、クラシックに向けての課題はクリアした。

 ここはきっちりと賞金加算が目的。「最後は運が向いてくれれば」と宮本師。やるべきことはすべてやって、万全の態勢で希望の春へ一歩を踏み出す。(下村静史)

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