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JRA下半期のGI開幕戦・スプリンターズS(4日、中山、芝1200メートル)の枠順が2日に確定した。確たる軸馬不在の中、日刊紙ランキングで中山3週のうち2回1位で、昨年のこのレースの3連単を◎〇▲で的中させたサンケイスポーツ・加藤隆宏記者は5歳秋を迎えて本格化なったアルティマトゥーレを本命に抜てき。好位から正攻法で戴冠すると断言した。馬券は3日から全国で発売される。
能力、勢いとも本物だ。GI初挑戦の◎アルティマトゥーレが一気に短距離界の頂点に立つ。
デビュー当初から素質の良さは買われていたが体質が弱く、4歳まではわずか4戦(2勝)。実戦を続けて使えるようになったのは5歳となった今年からで、芝1200メートルは4戦4勝。重賞初制覇となった前走のセントウルSは強いの一語だった。大外枠から、抜群のスタートダッシュで好位の2、3番手をキープ。直線で楽に抜け出し、スリープレスナイトに2馬身1/2差をつける圧勝だった。スリープレスは休み明けだったとはいえ、昨年のスプリンターズSの覇者で最強の存在。しかもこの着差はコンマ1秒に数頭がひしめき合うスプリント戦の重賞では絶対的な差といっていい。
順調にキャリアを積めるようになって、心身とも充実。5歳の秋を迎えて、ようやく持って生まれたGIクラスの才能を発揮できる体力がついたのだ。
仕上がりも文句なし。セントウルSの疲れはなく、最終追い切りの動きは軽快そのものだった。テンションが上がらずに落ち着いているのもいい。中山は初参戦になるが、センスのいい馬なので難なく対応できる。馬場状態は微妙だが、日曜は晴れ予報。泥田のような道悪になる心配はなくなった。影響があっても最小限のはずで、持ち味のスピードは十分に生かせる。アルティマトゥーレが(2)番枠から好スタートを決め、正攻法でタイトルを奪取する。
相手の筆頭は充実一途のビービーガルダン。こちらも5歳秋を迎え、最高潮に仕上がった。アルティマ、ビービーと位置取りが前後する先行勢にはタフなレースになりそうなので、▲△には追い込み馬を選んだ。
馬単は(2)(9)、(2)(7)本線に(2)(4)、(2)(10)、(2)(11)、(2)(15)。3連単は(2)の1着固定18点で勝負する。(加藤隆宏)
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