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史上初のジャパンC連覇に向け、女傑ジェンティルドンナが万全の態勢を整えてきた。
栗東坂路で単走。前半は14秒4-13秒8とゆったりと進み、馬なりのまま3F目から加速した。変な気負いもまったくなく、実戦同様の弾むようなフットワーク。後半も12秒6-13秒0でスムーズにまとめた。先週13日にムーア騎手を背に併せ馬で追われ、当週は息を整える程度となったが、前走・天皇賞時も上々の仕上がりだったし、もうビッシリやる必要はないということだろう。
「単走でそこそこの時計が出たらいいな、と思っていたが、イメージどおりの内容だったね。先週の併せ馬で気合も乗ってきたし、ジョッキーも感触をつかんでくれたでしょう。カイ食いはいいし、馬体が細くなった感じもない。いいデキをキープできている」と石坂調教師。
今年はドバイシーマC2着、宝塚記念3着、天皇賞2着と勝てていないことで少し“雑音”が聞こえてきそうだが、連覇を果たせばそれもシャットアウトできる。
「残念なレースが続いているけど、今回は勝つということを強く思って臨みたい。昨年、(オルフェーヴルなど)相当強いメンバーを相手にあれだけの競馬ができたんだから、今年もそんな競馬ができると思っている」
舞台はJCとオークスを勝った東京芝2400メートル。仕上がりも納得いくものなら、女王は勝つしかない。(夕刊フジ)
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