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中央競馬の新年2週目は3日間開催で、14日に中山で3歳馬によるGIII京成杯(芝2000メートル)が行われる。牡馬クラシック初戦の皐月賞と同じ舞台での戦いで、2010年の勝ち馬エイシンフラッシュがのちにダービーを制した出世レース。今年は朝日杯FS4着のフラムドグロワールがおおいに注目される。
名門厩舎が送り出す好素材フラムドグロワールが、皐月賞と同じ舞台に出陣する。
「父ダイワメジャーでもスピード一辺倒ではない。昨秋あたりから長いところがいいなと感じていたし、今年はこの馬に頑張ってもらいたいね」
藤沢和調教師が期待のほどを口にする。母が2000年のオークス馬シルクプリマドンナという良血馬。昨年6月に東京の芝1400メートルでデビュー勝ちを決め、次の芙蓉S(芝1600メートル)は2着に惜敗したが、3戦目のオープン・いちょうS(芝1800メートル)で2勝目を挙げた。
続く、前走の朝日杯フューチュリティSは、好位から伸びて勝ち馬ロゴタイプからコンマ5秒差の4着と評価が微妙な結果だったが、豪州の名手、クレイグ・ウィリアムズ騎手は「マイルは少し忙しかったかも。もう少し距離があってゆったり行けた方がいい」と中長距離の適性が高いことを示唆。「忙しい流れをセンスのよさで頑張ってくれたが、母はオークス馬だし、スタミナ勝負をしたいよね」と藤沢和師は芝2000メートルを2013年の初戦にチョイスした。
3日の美浦での1週前追い切りは横山典騎手を背にWコースで力強く脚を伸ばし、外の僚馬モントリヒト(牡4、500万下)に半馬身の先着。6ハロン83秒8、3ハロン39秒4-12秒7(直線一杯に追う)をマークし、指揮官は「中間も厩舎で順調に調整できているし、いい競馬をしてほしいね」と力を込める。
再コンビを結成するノリが5日の中山金杯をタッチミーノットで制し、勢いに乗っているのも頼もしい。初タイトルをゲットするとともにクラシックコースを攻略し、ライバルたちへのアドバンテージとしたい。 (森田実)
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