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3歳マイル王を決めるNHKマイルC(5日、東京、GI、芝1600メートル)へ向けて2日、美浦トレセンで2頭が追い切りを行った。GIII京成杯10着からの巻き返しを目指すフラムドグロワールは、パワフルな動きで僚馬に半馬身先着。サトノネプチューンは軽快な走りを見せた。レースの枠順は3日、確定する。
前走の京成杯で1番人気に推されながら10着に敗退したフラムドグロワールが、美浦Wコースで力強い動きを披露した。
横山典弘騎手を背に、1馬身先行するシェーンメーア(牡3未勝利)を追った。折り合いが良く、直線で内側へ。残り1ハロン付近で体を併せてからは、必死に食らい付く僚馬を馬なりのまま一完歩ごとにグングン引き離し、5ハロン67秒7-52秒5-38秒7-13秒1で1/2馬身先着。貫禄の違いを見せつけた。
「前走は(雪による順延で中山競馬場まで)2回輸送してアヤがついたが、間隔をあけて体調は戻っているよ」と藤沢和雄調教師。
中山で昨年12月に行われた2歳王者決定戦、朝日杯FSでロゴタイプの4着と潜在能力の高さを証明した。今回は新馬戦といちょうSを勝った東京コースに替わる。
「朝日杯FSの内容は悪くないし、東京でもいい競馬をしている。母がオークス馬(2000年シルクプリマドンナ)で長いところがいいと思ったが、この馬はマイルから1800メートルぐらいが合いそう。スタートセンスもいいからね」
きょう3日に東京競馬場へ移動し、万全の態勢で大一番に挑むフラムドグロワール。父ダイワメジャー(06年天皇賞・秋、07年安田記念)と母がGIを制した舞台で最高の走りを見せる。 (片岡良典)
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