まだウマニティ会員ではない方へ
会員登録(無料)するだけで、予想的中に役立つさまざまなサービスを無料で利用できます。
収支100万円超えの猛者がズラリ
全国トップ予想家たちの予想閲覧
予想に必携の高精度スピード指数
「U指数」を重賞で全頭公開
勝率40%超えを誇る堅軸候補
「凄馬」をメールでお知らせ
TVでも紹介!設定は10万通り以上
あなただけの予想ロボが作れる
この他にも20以上のサービスを無料で提供!
クラシックの最終戦、菊花賞(21日、GI、京都競馬場、芝3000メートル)は、皐月賞馬とダービー馬の対決に注目が集まるが、夏の上がり馬の存在も無視できない。春の無名馬が夏を境に力をつけて台頭。フェデラルホール(美浦・中川公成厩舎、牡3歳)は3連勝でクラシック最終戦に駒を進めてきた。勢いに乗って春の実績馬たちにひと泡吹かせる。
春の実績はなくても、夏を境にどんどん力をつけて菊の大輪を咲かす。過去、幾度となく繰り広げられてきた下克上の菊絵巻だ。今年は3連勝中のステイゴールド産駒フェデラルホールが天下獲りに挑む。
デビューは2歳10月の東京と早かったが、初勝利は皐月賞の1週後の4月22日と5戦を要した。2歳時は背中に力がなくひ弱かったが、初勝利をあげたあたりで弱さは解消。体質が強化されて、メキメキと力をつけて快進撃を続けている。
管理する中川公成(ただしげ)調教師(50)は開業7年目で初のクラシック挑戦。「デビュー前から期待していた馬で、ようやく芯が入ってきた感じだね。1週前追い切りの動きもよかったし、血統的にも距離が延びても問題ない。相手は強くなるが楽しみはある」。実績馬に敬意を表しながらも虎視眈々と頂点を狙っている。
中山芝2500メートルの九十九里特別を勝って、菊を制した馬に2004年のデルタブルースがいる。暮れの有馬記念と同じ中山芝2500メートルは、道中の折り合いや最後の脚のつかいどころなど、菊の予行演習にはぴったりの舞台。実際、デルタは演習どおりに先行策からロングスパートで快勝した。フェデラルの戦法もデルタにどことなく似ている。
16日は美浦の坂路~Wコースで軽めの調整。17日の追い切りに備えた。脚さばきはスムーズで体の張りや毛ヅヤは上々。体調面の不安はない。「ここにきてだいぶ力が付いてきた。勝ち方は決して派手じゃないが、前走でも着差(3/4馬身)以上に強かった」と篠島(ささじま)利明調教助手は期待に胸を膨らませる。
菊花賞での上がり馬といえば、古くは1969年のアカネテンリュウだが、2000年以降の勝ち馬をみても7頭が春のクラシック不出走だ。春の実績より、勢いがまさるレースでもある。
父は昨年の3冠馬で凱旋門賞2着のオルフェーヴルと同じステイゴールド。スタミナ豊富で距離延長は望むところだ。成長著しいフェデラルホールが、菊の上がり馬伝説にその名を刻む。 (片岡良典)
◆1969年圧勝!! アカネテンリュウ
上がり馬の代名詞となっているのが1969年のアカネテンリュウだ。春は下級条件で低迷していたが、その後急成長。3連勝後、オープン一般戦は4着だったが、重賞初挑戦となった次走のセントライト記念を快勝。続く菊花賞前哨戦の京都杯は2着だったが、1番人気に支持された本番では直線でジグザグに走る気性の激しさを見せながらも、2着リキエイカンに4馬身差をつけて圧勝した。
以後、春シーズンまで重賞出走経験がなかった上がり馬の菊花賞制覇は90年メジロマックイーン、95年マヤノトップガン、2010年ビッグウィークなどの例がある。
◆鞍上は吉田隼人
フェデラルホールとコンビを組むのは吉田隼人騎手(28)=美浦・フリー。関東期待の若手で今年は64勝でリーディング10位につけている。デビュー9年目でGIは32戦未勝利。2009年の菊花賞では、7番人気のフォゲッタブルに騎乗してハナ差の2着と悔しい思いをしている。
コメント投稿
コメントの投稿は会員登録(無料)が必要です。レース情報
最新注目競走馬
総賞金ランキング |
|