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桜花賞馬のジュエラー(栗・藤岡、牝3)が左前第1指骨の剥離骨折を発症したことが5日、分かった。藤岡調教師が発表した。3カ月以上の休養を要する見込みで、オークス(22日、東京、GI、芝2400メートル)出走は不可能となった。
牝馬2冠制覇を目指していたジュエラーは、4日の調教後に異常が判明した。藤岡調教師は「球節にもともと腫れがある馬。経過を見ながら調整していましたが、4日の調教後に歩様が乱れ、確認したら分かりました」と経緯を説明した。
検査の結果、左前第1指骨の剥離(はくり)骨折が判明。3カ月以上の休養を要する見込みと診断され、オークス出走は不可能となった。藤岡師は「オーナーをはじめ牧場関係者、ファンからの期待も大きかった。残念ですが、大きな骨折ではないので、しっかりと休養して秋に備えたい」と無念の表情。6日に放牧に出され、北海道千歳市の社台ファームに移動。その後、骨片の除去手術を受ける予定だ。
今後について、藤岡師は「順調に行けば秋華賞(10月16日、京都、GI、芝2000メートル)に間に合うと思う。前哨戦も使うつもりです」と、ローズS(9月18日、阪神、GII、芝1800メートル)での復帰を視野に入れ、秋華賞を目指すプランを明かした。
主戦のミルコ・デムーロ騎手は「すごく残念だよ。オークスに乗りたかったけど、また秋に期待したいね」と落胆。ジュエラーに代わって、ビッシュ(美・鹿戸、牝3)でオークスに臨む。
★ジュエラーの競走成績はこちら
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