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第47回札幌2歳S(1日、札幌11R、GIII、2歳、芝1800メートル、1着賞金3000万円=出走14頭)横山典弘騎手騎乗の3番人気コディーノ(牡2歳、美浦・藤沢和雄厩舎)が直線鮮やかに抜け出して重賞初制覇。勝ちタイム1分48秒5(良)。
1馬身3/4差の2着に後方追走から3コーナー過ぎで一気に進出した1番人気ラウンドワールド、さらに2馬身半差の3着に直線で鋭く伸びた9番人気エデンロックが入り、2番人気トーセンパワフルは直線で伸びを欠いて7着に敗れた。
来春のクラシック候補生が顔をそろえた注目の一戦。人気を分け合った“3強”は、新馬戦圧勝から臨んだコディーノが4番手のイン、ダービー馬ロジユニヴァースの全弟トーセンパワフルが直後の5番手、コスモス賞勝ちのラウンドワールドが後方4番手に位置取った。
レースが激化した3コーナー過ぎ。内ラチ沿いを抜群の手応えで周回したコディーノと後方追走から外めを一気に進出したラウンドワールドに対し、トーセンパワフルは手応えにかげり。覇権争いから脱落した。
迎えた直線。鮮やかに抜け出したのは、道中で内めをじっくりと進んだコディーノだった。4コーナーで外に持ち出されると、初戦で披露した非凡な瞬発力をこの日も発揮。残り200メートルで先頭を奪い、メンバー最速の末脚で迫ったラウンドワールドを1馬身3/4差で封じた。勝ちタイム1分48秒5はレースレコード。関東馬の勝利は08年のロジユニヴァース以来となった。
コディーノは父キングカメハメハ、母ハッピーパス、母の父サンデーサイレンスという血統。通算成績2戦2勝。重賞初勝利。横山典弘騎手は08年ロジユニヴァース以来2度目、藤沢和雄調教師は初の札幌2歳S制覇。
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