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上半期を締めくくるドリームレース、宝塚記念(24日、阪神、GI、芝2200メートル)のファン投票最終結果を7日、JRAが発表。昨年の牡馬3冠+有馬記念を制したオルフェーヴル(栗・池江寿、牡4)が1位となった。天皇賞・春で11着に敗れ、現在は体調を立て直している段階で正式な出否は未定だが、この日の朝は栗東トレセンの坂路で2週前追い切りを行い、4ハロン52秒2をマーク。「1位に選ばれ、簡単に辞退することは許されない。レースまでに最善の努力をする」と池江寿調教師は参戦に意欲を見せた。
復権を願うファンの熱い思いに後押しされて、自身初となる“センター”の座を射止めた。春の天皇賞で11着同着に惨敗したオルフェーヴルが、宝塚記念のファン投票で1位を獲得。正式な出否は未定ながら、池江寿調教師は参戦への前向きな思いを口にした。
「ボクも小学生の時によく投票していましたから、(1位には)重みを感じますね。何とか出走させたいです」
昨年の有馬記念では9万3388票を得て、約1万6000票の差でブエナビスタに次ぐファン投票2位。今回は当時を下回る7万2253票だったが、2位トーセンジョーダン(回避)には約2万5000票もの差をつけた。今年初戦の阪神大賞典は2周目の4コーナーで外に逃避して2着に敗れ、続く天皇賞・春は見せ場すらなかったが、ファンは大きな期待を寄せており、「1位に選ばれた馬。簡単に辞退することは許されないと思っています」と池江寿師は気を引き締めた。
この日の朝は栗東の坂路で2週前追い切りを行い、4ハロン52秒2、ラスト1ハロン12秒3を馬なりでマーク。動きそのものは上々だったが、良化途上の段階で、出否は慎重に体調を見極めたうえで決められる。「(状態は)先週よりもよくなっています。毛ヅヤもよくなりました。悪い方向には行っていません。時間はもっとほしいですが、レースまでの約2週間、最善の努力をします」と池江寿師。陣営は宝塚記念の出走に向けて、最大限の努力を注いでいる。
ファン投票1位の期待に応えて、現役最強馬は復活を果たすことができるのか。オルフェーヴルの今後の動向から目を離せない。(宇恵英志)
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