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横山武史(24)=美・鈴木伸=騎乗で1番人気のコラソンビートが1分20秒6の2歳コースレコードで快勝。開業5年目の加藤士津八調教師(38)=美、新種牡馬スワーヴリチャード産駒はJRA重賞初勝利で、牝馬の優勝は1998年ウメノファイバー以来25年ぶりとなった。
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4着以下を大きく引き離した3頭の追い比べを制したのは、メンバーただ一頭の牝馬コラソンビート。1分20秒6の2歳コースレコードで駆け抜け、新種牡馬の父スワーヴリチャードに初のJRA重賞タイトルを届けた。
「ポジションを取ろうと思いましたが、思ったよりもペースが速く、しまいに懸けました。戸崎騎手が競馬を教えてくれていたので、脚を使ってくれると信じていました」
昨年のオオバンブルマイに次ぐ連覇となった横山武騎手がパートナーをたたえる。道中は中団の外でエネルギーをため、究極のスピード勝負となった一戦を、上がり3ハロン33秒2の豪脚でものにした。
「一日中レースのことで上の空でした。調教師になって初めて直線で叫んだかもしれません」。騎手時代も含めた悲願の重賞初Vに加藤士調教師も喜びを爆発させた。今後は阪神JF(12月10日、阪神、GⅠ、芝1600メートル)が目標。3連勝の勢いで、師走の仁川決戦に乗り込む。(山口遥暉)
■コラソンビート 父スワーヴリチャード、母ルシェルドール、母の父オルフェーヴル。栗毛の牝2歳。美浦・加藤士津八厩舎所属。北海道新冠町・ビッグレッドファームの生産馬。馬主は㈱サラブレッドクラブ・ラフィアン。戦績4戦3勝。獲得賞金6192万3000円。重賞は初勝利。京王杯2歳Sは横山武史騎手が2022年オオバンブルマイに次いで2勝目。加藤士津八調教師は初勝利。馬名は「心(西)+鼓動。心の音」。
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