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1日の阪神競馬12Rで、11歳馬のマイネルプロンプト(騸、栗東・坂口智康厩舎)がゴール前で抜け出して勝利。JRAの平地競走で11歳馬が勝ったのは、記録が残っているかぎりで初めての快挙となった。
JRAにおける高齢馬の勝利は、10歳馬の4例(2008年小倉大賞典=アサカディフィート、10年ジャニュアリーS=ニシノコンサフォス、11年川中島S=スマートブレード、12年ステイヤーズS=トウカイトリック)があったが、マイネルプロンプトは11歳の10月になって、これらを上回る偉業を成し遂げた。
マイネルプロンプトは2014年8月にデビュー。11戦して勝ち星を挙げることができず、兵庫競馬に転出して3戦3勝の戦績を残してから再び中央競馬に転入した。16年8月に札幌ダート1700メートル戦で待望のJRA初勝利をマーク。その後は障害戦に活路を見いだし、オープンで4勝を挙げたほかJ・GIの18年中山大障害、19年中山グランドジャンプでも3着と健闘した。10歳になった昨年の暮れから再び平地競走に専念して、ついに大きな記録を樹立。キャリア62戦で積み重ねた総獲得賞金は2億円に迫っている。
競走馬は世界各国で2歳からレースに参加できるが、11歳まで現役を続けるケースはまれ。現在、JRAに在籍している中では12歳馬シベリアンタイガーが最年長で、11歳馬はマイネルプロンプトの他にもマイネルレオーネがいるのみだ。
田口貫太騎手は「11歳でも元気な馬です。道中の手応えも良く、直線もしっかり頑張ってくれました。馬に感謝したいです」と振り返った。
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