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【俺のチェックポイント】ミスフィガロ、ヴィブロス再現だ

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【俺のチェックポイント】ミスフィガロ、ヴィブロス再現だ

 牝馬3冠最終戦、秋華賞の「俺のチェックポイント」2日目は、大阪サンスポの片山和広記者が栗東でミスフィガロに注目した。2016年に優勝した友道厩舎の大先輩ヴィブロスと同じく、紫苑Sで優先出走権を獲得し、ひと夏で大きく成長。一発のムードが漂っている。

 紫苑Sの価値が高まっている。GIIIに格上げされた2016年以降、秋華賞の連対馬10頭のうち半数の5頭は同レースをステップレースにしていた。今年は1~3着馬がそろい踏みだが、中でも気になるのは3着ミスフィガロだ。

 16年紫苑S2着から優勝につなげたヴィブロスは、13、14年とヴィクトリアマイルを連覇したヴィルシーナの全妹。ミスフィガロも同じ友道厩舎で、18年の日本ダービーワグネリアンの全妹という良血馬だ。いろいろと共通点があるが、これらはあくまでデータ。ヴィブロスはひと夏を越して著しい成長を遂げていたが、ミスフィガロはどうか? そこが本当のポイントだ。というわけで、友道調教師のもとへ急いだ。

 「私自身も(ヴィブロスと)イメージがかぶっています。骨格が大きくなり、体にボリュームが出ました。両馬とも、春に無理をせず早めに休ませたことが、いい方に出ています」

 5月に初勝利を挙げたあと、3カ月の休養を挟んだことでパワーアップ。2走前の1勝クラス(1着)は馬体重が8キロ増で、紫苑Sではさらに8キロ増えた。春先のひ弱さが解消したことは、はっきりと数字に表れている。トレーナーが「2走前に新潟で勝ったときに秋華賞に間に合う」と思えたのも、体質強化を感じ取ったからこそだ。

 紫苑Sは、直線で大外に出さざるをえなかったが、残り1ハロンで絶望的と思える位置から3着に追い込んだ末脚はひときわ目を引いた。「兄(ワグネリアン)と同じようにいい脚を持っている」と指揮官は目を細め、「スタートがあまり良くないので、最初の位置取りが肝心」とレースのポイントを挙げた。

 10日の京都大賞典では、僚馬マカヒキが仏GII・ニエル賞以来5年1カ月ぶりの復活V。「ああいう勝利があると雰囲気もぐっと上がる」と厩舎のムードも良好で、ヴィブロスの再現もありそう。配当妙味も見込め、厚めの印を打つつもりだ。(片山和広)



秋華賞の特別登録馬(想定騎手入り)はこちら 調教タイムも掲載

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