〔本紙の狙い〕
アプレザンレーヴを中心視した。
毎日杯(3着)は出遅れがすべて。力負けではない。2走前に東京コースで強い勝ち方をしており、直線の長いコースは歓迎。血統的に距離延長は望むところだ。ここ目標に状態も申し分なく、勝ってダービーへ駒を進める。一戦ごとにパワーアップしている
キタサンアミーゴが相手の筆頭。潜在能力の高い
バアゼルリバーも警戒したい。
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池江郎厩舎の有力2騎、(10)イネオレオ、(17)
アプレザンレーヴがダービー出走権獲得に向け、揃って参戦してきた。29日は2頭で併せて迫力ある動きを披露。どちらも好状態は間違いなしだ。池江郎調教師は
アプレザンレーヴについて「カイバを食べて体は回復している。前走はゲートのタイミングが合わなかったのでそれさえ気をつけてくれれば。キッチリ決めてもらいたいね」と期待大。未勝利→500万下を連勝中のイネオレオにも「体にボリュームがあっていいし、(
アプレザンレーヴと)甲乙つけがたい。本当は2頭をぶつけたくなかったんだけどね」。当然2頭でダービーに向かう目論見だ。
(4)
セイクリッドバレーは、Pコースでキャンター1周半の前日調整で息を整えた。「状態は高いレベルで安定しています。馬体重もマイナス2キロくらいで出走できるかな」と
高橋裕調教師は仕上がりの良さを再確認している。前走の
スプリングSは、大外枠が響いて位置取りが後方となり5着に敗れたが、最後の脚はメンバー中最速だった。「今まで強い相手と戦ってきた。ここは権利を獲りたいけど、それ以上(1着)まで期待できる」と
高橋裕師は勝ってダービーへと意気込んでいる。
(8)
キタサンアミーゴと(5)
バアゼルリバーの2頭でダービー出走権獲得を目指す松田博調教師。追い切りはこの2頭で併せ馬をして併入と、ともにここに向けての仕上がりはいい。「
キタサンアミーゴは、暖かくなって急に良くなってきた。トモの張りがすごい。前回はあの位置からよく差してきたし、競馬センスならこちらが上。バアゼルは前回の勝ちっぷりを見る限り、ここでも通用する。芝の方がレースぶりはいいし、権利は獲れるはず」と松田博調教師の評価はどちらも高い。3つのダービーへの切符のうち2つを取りにきている。
オープンでも善戦をしているが、もうひとつ勝ち切れない(2)
マッハヴェロシティ。武藤調教師は「
皐月賞をあきらめてここ目標に切り替えた。これで今までの流れが変わってくれれば」と嫌な流れを断ち切る構え。前日は坂路1本を軽快に登り好調をアピールした。「ここまで納得のいかないレースが多かった。スムーズな競馬ができればいい。東京、距離、良馬場と条件はそろっているからね」と武藤師はこれまでのうっぷんをここで晴らしてダービーに向かう算段だ。