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みやこS G3

日程:2024年11月3日() 京都/ダート1800m

みやこSデータ分析

コース図京都ダート1800m

チャンピオンズCでも有力視されるような実績馬は、地方交流のレース格の高い重賞から直行するケースが大半。加えて、同時期にJBCが開催されることもあり、地方交流重賞で勝てない(勝ちきれなくなった)馬と、ここで権利を獲得または賞金を加算してチャンピオンズCに出走したい馬との争いになりやすい。そのため、前走クラス別(レース格)では、JRA・G3組とJRA・OP特別組が奮闘。2013年以降の直近9回(2018年は施行なし、2020~2022年は阪神で施行)、前者が3勝を含む3着以内11頭、後者が6勝を含む3着以内11頭と、この2路線が好走馬の8割強を占めている。舞台となる京都ダート1800mは枠順による有利不利が比較的大きく、馬個別のタイプや脚質も絡めて、予想の際に枠順が大きなウエイトを占める。(各種データ、原稿は本年のレース発走前のものとなります)

【人気】
みやこSが新設された2010年以降、1番人気で勝利した馬は単勝1倍台の2頭と10頭立て時の1頭を数えるだけ。多頭数の場合は、断然支持を集めるような馬でもないと勝ちきれない。また、京都開催時に複勝圏を確保した1番人気はすべて1~3枠で、内枠以外の場合は危険な人気馬となる。ただし、2番人気が4勝を挙げているように、人気サイド全体がダメというわけではない。信用しすぎるのは良くないというだけで、効率を重視するならば、ある程度の上位人気馬を中心に据えたほうがいいだろう。

◆人気別成績(過去20年)

人気着別度数勝率連対率複勝率単勝回収率複勝回収率
1番人気 4-2-2-5 30.8% 46.2% 61.5% 69.2% 84.6%
2番人気 4-1-1-7 30.8% 38.5% 46.2% 122.3% 80.0%
3番人気 0-1-1-11 0.0% 7.7% 15.4% 0.0% 34.6%
4番人気 1-2-2-8 7.7% 23.1% 38.5% 58.5% 93.1%
5番人気 1-0-2-10 7.7% 7.7% 23.1% 100.0% 76.9%
6~9番人気 2-6-4-40 3.8% 15.4% 23.1% 81.0% 107.3%
10番人気以下 1-1-1-75 1.3% 2.6% 3.8% 116.3% 38.2%

◆単勝オッズ別成績(過去20年)

単勝オッズ着別度数勝率連対率複勝率単勝回収率複勝回収率
1.9倍以下 2-0-0-0 100.0% 100.0% 100.0% 150.0% 110.0%
2.0~2.9倍 1-1-0-5 14.3% 28.6% 28.6% 37.1% 40.0%
3.0~4.9倍 4-2-2-7 26.7% 40.0% 53.3% 92.0% 83.3%
5.0~7.9倍 2-1-4-14 9.5% 14.3% 33.3% 62.4% 73.8%
8.0~14.9倍 1-4-1-18 4.2% 20.8% 25.0% 54.2% 77.5%
15.0~19.9倍 1-3-3-10 5.9% 23.5% 41.2% 110.0% 153.5%
20.0~49.9倍 1-1-1-30 3.0% 6.1% 9.1% 70.9% 49.4%
50.0倍以上 1-1-2-72 1.3% 2.6% 5.3% 119.3% 52.1%

◆配当(過去10年)

馬券種最高配当最低配当平均配当
単勝 9,070円 260円 1,866円
複勝 1,380円 130円 388円
枠連 11,730円 1,060円 3,747円
馬連 19,880円 1,110円 8,227円
ワイド 6,370円 370円 2,300円
馬単 57,110円 1,830円 18,602円
3連複 66,770円 2,590円 24,132円
3連単 473,050円 10,800円 167,515円

【脚質】
2010年以降の脚質別成績で目を引くのが、逃げ馬の数値の高さ。ただし、京都開催では2011年の2着馬を最後に逃げ馬の好走(3着以内)はなく、「逃げ=優勢」と決めつけるには無理がある。となれば、別表が示すとおり先行有利と言いたいところだが、2014~2015年は4角8番手以下同士のワンツー。2016年と2019年の1着馬は3角からの押し上げ、2017年の1着馬は2~3角が3~4番手と、近年において2~3角が2番手以内だった馬は壊滅状態。展開によって大きく優劣が分かれるレースととらえたほうが無難である。

◆脚質別成績(過去20年)

脚質着別度数勝率連対率複勝率単勝回収率複勝回収率
逃げ 1-1-1-12 6.7% 13.3% 20.0% 20.7% 94.0%
先行 6-6-6-34 11.5% 23.1% 34.6% 74.2% 93.8%
差し 4-3-3-53 6.3% 11.1% 15.9% 175.6% 62.7%
追込 2-3-3-57 3.1% 7.7% 12.3% 40.0% 48.0%

【枠順】
枠順については「内枠優勢」。2019年には1枠の7番人気馬が1着、2枠の10番人気馬が2着に入り、馬連は2万円近い配当になった。単純に1~3枠とそれ以外を比較しても、勝率と連対(2着以内)率は差が生じている。とりわけ、7~8枠の苦戦が目立ち、2010年以降の京都開催時における連対は2014年1着馬と2017年1着馬の2頭だけ。ただし、この2つのレースは京都開催時のみやこSにおいて、最も遅い勝ちタイム(1分50秒2)と2番目に遅い勝ちタイム(1分50秒1)だった。時計を要したぶん、間に合ったという感は否めない。外枠に入った馬は、よほどの加点材料がない限り、評価を控えめにしたほうがいいだろう。

◆枠順別成績(過去20年)

枠順着別度数勝率連対率複勝率単勝回収率複勝回収率
1枠 3-0-1-20 12.5% 12.5% 16.7% 96.7% 38.3%
2枠 3-3-2-15 13.0% 26.1% 34.8% 176.5% 113.0%
3枠 1-3-3-17 4.2% 16.7% 29.2% 6.7% 100.4%
4枠 0-3-1-20 0.0% 12.5% 16.7% 0.0% 50.0%
5枠 1-1-1-21 4.2% 8.3% 12.5% 31.7% 56.7%
6枠 1-2-1-20 4.2% 12.5% 16.7% 14.2% 39.2%
7枠 2-1-4-19 7.7% 11.5% 26.9% 370.0% 140.0%
8枠 2-0-0-24 7.7% 7.7% 7.7% 21.9% 11.2%

【血統】
阪神競馬場で施行された2020~2022年を含め、A.P. Indyの直系が4勝、2着2回、3着1回と幅を利かせている。内訳を見るとシニスターミニスター、カジノドライヴ、パイロ、マジェスティックウォリアーとなり、いずれも別種牡馬で1勝ずつを挙げていることも特徴といえるだろう。そのなかでシニスターミニスター産駒の好走は複数回にわたり、インカンテーション(2013年2着、2014年1着)、キングズガード(2017年3着、2019年2着)とリピーターが出ていることも覚えておきたい。いまだ2連覇を達成した馬や2勝以上を挙げた種牡馬はいないものの、「母の父」としてはブライアンズタイム(2011年エスポワールシチー、2020年クリンチャー)とスペシャルウィーク(2019年ヴェンジェンス、2022年サンライズホープ)が2勝。後者においては種牡馬としても2012年1着、2013年3着、2015年3着と3度好走したローマンレジェンドを出しているため、今後も血統表内で主要血脈となっていく可能性が高そうだ(京都ダート1800mのコース全般における種牡馬別成績は下記のとおり)。

◆同コース種牡馬別成績(京都競馬場/ダート/1800m/過去5年)集計期間:2019/05/05~2024/05/05

種牡馬着別度数勝率連対率複勝率単勝
回収率
複勝
回収率
1 マジェスティックウォリアー 12-13-5-70 12.0% 25.0% 30.0% 106.2% 76.1%
2 キズナ 12-11-9-74 11.3% 21.7% 30.2% 60.2% 93.5%
3 ルーラーシップ 12-7-14-78 10.8% 17.1% 29.7% 163.7% 99.1%
4 シニスターミニスター 11-14-4-56 12.9% 29.4% 34.1% 58.0% 135.3%
5 ハーツクライ 11-8-7-57 13.3% 22.9% 31.3% 106.7% 91.7%
6 ヘニーヒューズ 11-7-9-45 15.3% 25.0% 37.5% 96.0% 86.8%
7 エンパイアメーカー 8-4-3-33 16.7% 25.0% 31.3% 91.0% 70.4%
8 ドゥラメンテ 7-7-5-30 14.3% 28.6% 38.8% 39.4% 59.8%
9 ロードカナロア 7-3-4-49 11.1% 15.9% 22.2% 204.1% 99.0%
10 ドレフォン 6-9-5-42 9.7% 24.2% 32.3% 26.8% 78.4%
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