サクラエイコウオー(競走馬)

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抹消  鹿毛 1991年6月1日生
調教師小島太(美浦)
馬主株式会社 さくらコマース
生産者谷岡牧場
生産地静内町
戦績15戦[5-1-1-8]
総賞金15,246万円
収得賞金3,225万円
英字表記Sakura Eiko O
血統 マルゼンスキー
血統 ][ 産駒 ]
Nijinsky
シル
サクラハツユキ
血統 ][ 産駒 ]
パーソロン
サクラジヨオー
兄弟 サクラアカツキサクラデインヒル
市場価格
前走 1996/07/06 七夕賞 G3
次走予定

サクラエイコウオーの競走成績

[ 競走データ ] [ 繁殖データ ]
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成績 条件別 競馬場別 距離別 重量別 騎手別 タイム別
開催日

R 競走名 コース









指数

負担
重量
(kg)
騎手調教師



馬体重
(kg)




(秒)

3F
通過順 1(2)着馬
96/07/06 中山 11 七夕賞 G3 芝2000 1881713.751** 牡5 55.0 西田雄一境勝太郎 498
(-8)
1.59.0 -0.734.8エスプレッソトニー
96/06/01 東京 11 エプソムC G3 芝1800 145716.4712** 牡5 57.0 東信二境勝太郎 506
(0)
1.47.3 1.637.0マーベラスサンデー
96/05/11 東京 11 京王杯SC G2 芝1400 1581413.5711** 牡5 58.0 東信二境勝太郎 506
(-6)
1.22.2 1.135.6⑤④ハートレイク
96/04/13 中山 11 卯月S OP 芝1200 85514.962** 牡5 57.0 横山典弘境勝太郎 512
(+12)
1.08.6 0.135.1ホクトフィーバス
95/04/02 中山 11 ダービー卿T G3 芝1200 141117.1812** 牡4 56.0 小島太境勝太郎 500
(+22)
1.12.0 2.036.9⑬⑭オギティファニー
94/05/29 東京 9 東京優駿 G1 芝2400 1823--311** 牡3 57.0 小島太境勝太郎 478
(0)
2.28.2 2.538.7⑤④ナリタブライアン
94/04/17 中山 10 皐月賞 G1 芝2000 1859--38** 牡3 57.0 小島太境勝太郎 478
(-2)
2.00.6 1.637.7ナリタブライアン
94/03/06 中山 11 報知杯弥生賞 G2 芝2000 1133--41** 牡3 55.0 小島太境勝太郎 480
(-2)
2.01.3 -0.436.0エアチャリオット
94/02/05 東京 9 ヒヤシンスS OP 芝1400 855--21** 牡3 55.0 小島太境勝太郎 482
(+8)
1.23.1 -0.435.1フィールドボンバー
94/01/09 中山 11 京成杯 G3 芝1600 833--43** 牡3 55.0 小島太境勝太郎 474
(+2)
1.34.2 0.336.2ビコーペガサス
93/12/12 中山 11 朝日杯3歳S G1 芝1600 14711--714** 牡2 54.0 小島太境勝太郎B 472
(-6)
1.37.9 3.540.3ナリタブライアン
93/11/28 東京 7 赤松賞 500万下 芝1600 15712--41** 牡2 54.0 小島太境勝太郎B 478
(0)
1.36.1 -0.336.4タイキパイソン
93/11/13 東京 11 京成杯3歳S G2 芝1400 944--35** 牡2 54.0 小島太境勝太郎B 478
(-6)
1.24.0 1.136.2ヤマニンアビリティ
93/10/10 東京 1 2歳未勝利 芝1400 533--11** 牡2 53.0 小島太境勝太郎B 484
(-2)
1.25.0 -0.334.9カズサハリケーン
93/09/11 中山 7 2歳新馬 芝1200 13711--1** 牡2 53.0 小島太境勝太郎 486
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 第10回アイビスサマーダッシュ(18日、新潟11R、GIII、3歳上オープン国際、別定、芝・直線1000メートル、1着本賞金4000万円=出走18頭)夏の新潟開幕を飾る電撃の直千重賞は、西田雄一郎(35)=美・フリー=が騎乗した8番人気ケイティラブが鮮やかな逃げ切り。重賞初挑戦Vを飾った。タイム53秒9(良)。同馬はこれで直千6戦4勝3着1回。西田は96年七夕賞サクラエイコウオー)以来、14年ぶりの重賞勝利となった。今年10回目のアイビスSDは牝馬が8勝で6連勝を決めた。

 熱気に包まれた新潟競馬場の青空のように、西田雄一郎騎手の笑顔はまぶしかった。苦労を乗り越え、14年ぶり2度目の重賞制覇。涙はなく、パートナーの力を信じ切った堂々たる騎乗に、満足の表情が漂う。格上挑戦の8番人気ケイティラブが鮮やかな逃げ切り。新潟芝直線1000メートル4勝目となった“直千の申し子”が、得意の舞台で重賞初挑戦Vを決めた。

 「自分の競馬さえできれば、という気持ちだったので最初からハナに行くつもりでした。馬が速かったし、自分の持ち時計も詰めている。1年経って成長しましたね」

 昨年8月、1000万下の稲妻特別を54秒5で逃げ切った時、「来年、重賞に使えれば楽しみ」と西田は感じた。11カ月ぶりに巡ってきたその舞台で2度目の騎乗依頼があり、賞金上位馬の回避により出走も可能になった。「何とか結果を出したい」と懸命に追った。

 ケイティラブもそれに応えて、2ハロン目が9秒9の快速を発揮。過去にはメジロダーリングカルストンライトオといったGI級の馬がマークした53秒台での逃げ切りは立派だ。「本当に1000メートルが合う。(直千の)スペシャリストですね」とパートナーを称えた。

 西田はデビュー2年目の96年七夕賞サクラエイコウオーで制して以来の晴れ舞台。「だいぶ昔のこと。もう覚えている人も少ないでしょう」と話す。しかし、ただ月日が流れたわけではない。1度は、騎手という職業から身を引いた男だ。

 99年10月に騎手免許を返上。それに至った出来事もこの新潟で起きた。98年8月、自動車運転でスピード違反を起こし、出頭を前に再びスピード違反。それでも、師匠の境征勝調教師、当時の岡部幸雄騎手会長らが西田の将来のために尽力してくれた。周囲の思いに応えるため、自動車に乗ることをやめ、一から出直すことを決意。ノーザンファームに就職して宮城・山元トレセンで牧場スタッフとして約5年働いた後、05年度の騎手免許試験に合格した。

 「短い距離ですが、ゴールが本当に遠く感じました」。レースをそう振り返った西田。一度は遠くに感じた騎手への道も、今は辿り着いている。我慢が必要な時期がある。人生と競馬は、やはりどこか共通していると西田は自ら示してみせた。(下村静史)

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