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【アイビスSD】直千ラブ♪重賞初挑戦V
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第10回アイビスサマーダッシュ(18日、新潟11R、GIII、3歳上オープン国際、別定、芝・直線1000メートル、1着本賞金4000万円=出走18頭)夏の新潟開幕を飾る電撃の直千重賞は、西田雄一郎(35)=美・フリー=が騎乗した8番人気ケイティラブが鮮やかな逃げ切り。重賞初挑戦Vを飾った。タイム53秒9(良)。同馬はこれで直千6戦4勝3着1回。西田は96年七夕賞(サクラエイコウオー)以来、14年ぶりの重賞勝利となった。今年10回目のアイビスSDは牝馬が8勝で6連勝を決めた。
熱気に包まれた新潟競馬場の青空のように、西田雄一郎騎手の笑顔はまぶしかった。苦労を乗り越え、14年ぶり2度目の重賞制覇。涙はなく、パートナーの力を信じ切った堂々たる騎乗に、満足の表情が漂う。格上挑戦の8番人気ケイティラブが鮮やかな逃げ切り。新潟芝直線1000メートル4勝目となった“直千の申し子”が、得意の舞台で重賞初挑戦Vを決めた。
「自分の競馬さえできれば、という気持ちだったので最初からハナに行くつもりでした。馬が速かったし、自分の持ち時計も詰めている。1年経って成長しましたね」
昨年8月、1000万下の稲妻特別を54秒5で逃げ切った時、「来年、重賞に使えれば楽しみ」と西田は感じた。11カ月ぶりに巡ってきたその舞台で2度目の騎乗依頼があり、賞金上位馬の回避により出走も可能になった。「何とか結果を出したい」と懸命に追った。
ケイティラブもそれに応えて、2ハロン目が9秒9の快速を発揮。過去にはメジロダーリング、カルストンライトオといったGI級の馬がマークした53秒台での逃げ切りは立派だ。「本当に1000メートルが合う。(直千の)スペシャリストですね」とパートナーを称えた。
西田はデビュー2年目の96年七夕賞をサクラエイコウオーで制して以来の晴れ舞台。「だいぶ昔のこと。もう覚えている人も少ないでしょう」と話す。しかし、ただ月日が流れたわけではない。1度は、騎手という職業から身を引いた男だ。
99年10月に騎手免許を返上。それに至った出来事もこの新潟で起きた。98年8月、自動車運転でスピード違反を起こし、出頭を前に再びスピード違反。それでも、師匠の境征勝調教師、当時の岡部幸雄騎手会長らが西田の将来のために尽力してくれた。周囲の思いに応えるため、自動車に乗ることをやめ、一から出直すことを決意。ノーザンファームに就職して宮城・山元トレセンで牧場スタッフとして約5年働いた後、05年度の騎手免許試験に合格した。
「短い距離ですが、ゴールが本当に遠く感じました」。レースをそう振り返った西田。一度は遠くに感じた騎手への道も、今は辿り着いている。我慢が必要な時期がある。人生と競馬は、やはりどこか共通していると西田は自ら示してみせた。(下村静史)
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