トロットサンダー(競走馬)

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抹消  鹿毛 1989年5月10日生
調教師相川勝敏(美浦)
馬主藤本 照男
生産者フラット牧場
生産地鵡川町
戦績13戦[7-1-2-3]
総賞金34,942万円
収得賞金8,275万円
英字表記Trot Thunder
血統 ダイナコスモス
血統 ][ 産駒 ]
ハンターコム
シヤダイワーデン
ラセーヌワンダ
血統 ][ 産駒 ]
テスコボーイ
ラ・セーヌ
兄弟 カツノビトンダイナラセーヌ
前走 1996/06/09 安田記念 G1
次走予定

トロットサンダーの競走成績

[ 競走データ ] [ 繁殖データ ]
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成績 条件別 競馬場別 距離別 重量別 騎手別 タイム別
開催日

R 競走名 コース









指数

負担
重量
(kg)
騎手調教師馬体重
(kg)




(秒)

3F
通過順 1(2)着馬
96/06/09 東京 11 安田記念 G1 芝1600 176123.411** 牡7 58.0 横山典弘相川勝敏472(-4)1.33.1 -0.034.5⑫⑪タイキブリザード
96/05/11 東京 11 京王杯SC G2 芝1400 15583.323** 牡7 59.0 横山典弘相川勝敏476(+4)1.21.2 0.134.1⑭⑫ハートレイク
96/02/04 東京 11 東京新聞杯 G3 芝1600 166112.211** 牡7 58.0 横山典弘内藤一雄472(-2)1.34.4 -0.134.1⑨⑧メイショウユウシ
95/11/19 京都 11 マイルCS G1 芝1600 187138.541** 牡6 57.0 横山典弘相川勝敏474(-2)1.33.7 -0.234.8⑩⑫メイショウテゾロ
95/10/28 東京 11 アイルランド OP 芝1600 11782.311** 牡6 55.0 横山典弘相川勝敏476(0)1.33.3 -0.534.5⑧⑤エアチャリオット
95/10/08 東京 11 毎日王冠 G2 芝1800 144618.663** 牡6 57.0 横山典弘相川勝敏476(+2)1.48.9 0.535.0⑪⑪⑩スガノオージ
95/08/20 函館 11 函館記念 G3 芝2000 16487.637** 牡6 56.0 横山典弘相川勝敏474(+6)2.03.4 1.037.1⑮⑭⑭⑭インターマイウェイ
95/07/02 札幌 11 札幌記念 G3 芝2000 13572.017** 牡6 55.0 横山典弘相川勝敏468(-6)2.01.8 0.437.1スーパープレイ
95/05/20 東京 11 府中S 1500万下 芝1600 186112.911** 牡6 56.0 横山典弘相川勝敏474(+6)1.33.8 -0.435.3⑦⑥シンコウキング
95/03/12 中山 11 中山記念 G2 芝1800 123312.047** 牡6 57.0 横山典弘相川勝敏468(-4)1.50.8 0.535.1⑨⑧⑧⑧フジヤマケンザン
95/01/21 中山 11 初富士S 1500万下 芝1600 14113.411** 牡6 55.0 横山典弘相川勝敏472(+4)1.33.6 -0.335.4⑤⑨⑦クアドリフォリオ
94/12/04 中山 10 美浦特別 900万下 芝1800 1422--11** 牡5 56.0 横山典弘相川勝敏468(-6)1.47.7 -0.035.6④④マイネルロカビリー
94/07/17 札幌 10 日高特別 900万下 芝1800 1033--42** 牡5 57.0 横山典弘相川勝敏474(--)1.48.7 0.136.0⑧⑤⑤⑦タケノクラウン

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マイルCSの舞台、淀の千六は展開いらず。騎手の技量いらず。
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 マイルチャンピオンシップは、かつて「日本一堅いG1」と言われていました。1984年のレース創設から11年連続で1番人気が連対し、枠連、馬連配当100円台が連発していたのが理由です。しかし、暮れない日はないように、1995年には1番人気のビコーペガサスが4着に敗れ、トロットサンダー(4番人気)、メイショウテゾロ(14番人気)のワン、ツーで決着し、10万馬券が飛び出しました。それ以来、マイルCSで“日本一堅い”という表現があまり使われることがなくなりました。


■2016秋シーズン 『競馬プロ予想MAX』presents連載コラムについて詳しくはこちら
http://umanity.jp/racedata/columndet_view.php?cid=7807



 では、なぜ1995年のマイルCSが荒れたのかというと、展開の紛れというよりも王者不在がもたらしたもの。それまでのマイルCSは、ニッポーテイオーオグリキャップのように天皇賞(秋)の連対馬などがマイルCSで1番人気に支持されて人気に応えてきました。また、マイルCSの創設当初から1990年初頭にかけて、外国馬が圧倒的に強かった時代。つまり、勝てるかどうかわからないジャパンCに出走するよりも、「手堅くマイルCSを勝って賞金を稼ぎたい」というのがその頃の風潮だったのです。

 しかし、ジャパンCで1992年にトウカイテイオーが勝ち、1993年はレガシーワールドが勝ち、1994年はマーベラスクラウンが勝って日本馬が3連覇すると、天皇賞(秋)の上位馬はマイルCSへは目を向けず、日本最高峰の賞金が用意されているジャパンCを目指すことが多くなりました。また、一度、天皇賞(秋)よりも距離の短いマイルCSを使うと、荒れ馬場のグランプリ馬記念で積極的な競馬をしてバテてしまうという過去の傾向から、天皇賞(秋)の上位馬がマイルCSに出走することが激減しました。

 1995年のマイルCSは、天皇賞(秋)からの参戦馬は、イナズマタカオー(天皇賞(秋)・9着)のみという、天皇賞(秋)の上位馬不在の中で起こった波乱。また、2着馬メイショウテゾロは、勝ち馬トロットサンダーの直後からレースを進めて、楽な競馬が出来た部分があるにしても、トロットサンダーは翌年の安田記念も制したように、世間一般的に見てもフロックではありません。

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2010年10月25日(月) 19:00 ウマニティ編集長
GIメモリアル 〜天皇賞(秋) 2010年への序章〜
閲覧 176ビュー コメント 0 ナイス 23

G汽瓮皀螢▲襦 2009年 天皇賞(秋)

 競馬を見始めたころ、7歳馬は大ベテランという認識だった。8歳馬ともなればピークを過ぎたオッサン。9歳以上はもはやおじいちゃん。そんな扱いが一般的だった。事実、15歳まで現役を続けた希代の個性派ミスタートウジンが、ギリギリ馬券になっていた9〜10歳ごろに、スポーツ紙に「今日も頑張るミスター老人」的な見出しが載ったと記憶している。それゆえに、8歳馬のトロットサンダー安田記念を制したときは、感動すら覚えたものである。
 このトシでG気鮠,弔覆鵑討垢欧Аアッパレだ!
 これが当時の率直な感想である。馬券は持っていなかったけど……。

 というのはすべて、馬齢表記のルールが改められる前の時代の話。数え年ではなく満年齢を採用している国際表記に統一された21世紀以降、20世紀の競馬を語る際は数字をひとつ減らして考える必要性が出てきた。つまり、トロットサンダーがG気鮠,辰燭里錬刑仍ということになる。
 7歳馬によるG祇覇がいまの時代に達成されたらどんな感想を持つか?
 よく頑張ったなぁとは思うだろうが、おそらく感動まではしない。もちろん、驚きもしない。それだけ、高齢馬の活躍が当たり前になったからだ。
 育成技術、調教技術、治療技術は、設備面を含めて日進月歩しており、さらに新たなサプリメントが導入されるなど、飼料面でも常に進化が見られている。ここ10〜20年で、競馬は大きく変わった。競走馬の“現役寿命”が圧倒的に長くなった。

 しかしである。三つ子の魂百までではないが、最初にすり込まれた“常識”はなかなか払拭できるものではない。高齢馬は軽視できないという“新常識”は頭にあっても、いざ馬券を買う際にはどうしても嫌いたくなってしまう。
 わかっちゃいるけど、やめられない。
 もう、どうにもとまらない。
 いつまで経っても、植木等と山本リンダの恐怖の呪縛から抜け出せられないでいた。
 2009年11月1日、第140回天皇賞(秋)。迷うことなく2枠3番のカンパニーを消去した。確かに力の衰えは感じられない。ウオッカを下した毎日王冠も強かった。でも、8歳馬である。むかしでいえば9歳のおじいちゃんである。
 勝つわけがない。というより、勝っちゃいかんでしょう……。

 「年寄りをナメてもらっちゃ困るねぇ」
 直線で先頭に立ったとき、彼はそんなことをつぶやいていたかもしれない。カンパニーは、ウオッカをはじめとする、並みいるG鞠呂燭舛鯊爐韻堂勝した。好発。折り合って中団待機。直線で一気の抜け出し。上がり最速で1着。完璧だ。非の打ち所のない勝利とはまさにこのことだ。
 本当に、本当に、強かった。

 ただ1頭、芝コースの上を通ってスタンド前に引き揚げてきたカンパニー。鞍上の横山典弘が左手の人差し指を突き上げ、そのあとガッツポーズを繰り出す。そして、「コイツをもっと褒めてやってくれ。ホントに強い馬なんだ」といわんばかりに、パートナーを指差して、何度も何度もアピールした。
 ファンの割れんばかりの拍手と声援にカンパニーは大興奮。まだまだ走り足りないといった様子で、再び1〜2コーナーに向けて駆け出していった。まさかのウイニングランのアンコール。
 アナタは疲れというものを知らないのか!
 とてもではないが、激しいG汽譟璽垢鮴錣そえた馬とは思えなかった。

 検量室前にゆうゆうと戻ってきた勝者に関係者から拍手が送られ、横山が馬上で両手をあげてガッツポーズをつくる。すると突然、カンパニーは大暴走。もうちょっとで鞍上を振り落としそうな勢いで、枠場めがけて突進した。どうやら、体力は存分に有り余っているようである。
 脱帽という言葉はこういうときに使うべきなのだろう。帽子をかぶっていなかったから脱ぐことはできなかったけれど、やったような気持ちになりながら、心の中で小さく声をかけた。
 ごめんなさい。年寄りだとバカにして悪かった。アナタは若い。そして強い。なにより元気。

 口取り写真の撮影のときも気合いはいまだ入ったままで、幾度となく後ろに下がっては、関係者を慌てさせていたカンパニー。いくつになってもヤンチャさが抜けないその姿を見て、なんだかとてもほほ笑ましくなった。
 3週間後、もうひとつのG汽織ぅ肇襪鬚△辰気蠅伴蠱罎房め、カンパニーは現役を退いた。8歳の秋にして、引退前のレースを3連勝。しかも、内2つはG機そんな馬、見たことも聞いたこともない。
 これ以来、高齢馬だからといって、むやみに切り捨てることはなるべく控えるようになった。そのおかげで、何度かいい馬券を獲ることに成功している。『スーダラ節』と『どうにもとまらない』のしがらみから解放してくれたカンパニーは、ある意味恩人ともいえる存在なのである。(文中敬称略)

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