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岡村信将プロの競馬予想｜優駿牝馬 G1 - 2015年5月24日東京11R｜競馬予想のウマニティ
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| 着 順 | 枠 番 |
馬 番 |
予想印 | 馬名 | オッズ |
性齢 | 重量 | 騎手 | 一言コメント |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 1 | 5 | 10 | ミッキークイーン | 6.8 | 牝3 | 55.0 | 浜中俊 | ||
| 2 | 7 | 14 | ルージュバック | 2.7 | 牝3 | 55.0 | 戸崎圭太 | ||
| 3 | 8 | 17 | クルミナル | 11.8 | 牝3 | 55.0 | 池添謙一 | ||
| 4 | 6 | 12 | アースライズ | 120.9 | 牝3 | 55.0 | 三浦皇成 | ||
| 5 | 7 | 13 | アンドリエッテ | 17.7 | 牝3 | 55.0 | 川田将雅 | ||
| 6 | 4 | 8 | ローデッド | 148.4 | 牝3 | 55.0 | 柴山雄一 | ||
| 7 | 2 | 4 | ココロノアイ | 8.8 | 牝3 | 55.0 | 横山典弘 | ||
| 8 | 1 | 2 | マキシマムドパリ | 37.6 | 牝3 | 55.0 | 武豊 | ||
| 9 | 3 | 6 | クイーンズリング | 9.3 | 牝3 | 55.0 | M.デムー | ||
| 10 | 1 | 1 | ◎ | レッツゴードンキ | 6.0 | 牝3 | 55.0 | 岩田康誠 | |
| 11 | 8 | 18 | ディアマイダーリン | 35.2 | 牝3 | 55.0 | 福永祐一 | ||
| 12 | 4 | 7 | キャットコイン | 20.1 | 牝3 | 55.0 | 柴田善臣 | ||
| 13 | 8 | 16 | ノットフォーマル | 198.3 | 牝3 | 55.0 | 黛弘人 | ||
| 14 | 6 | 11 | ペルフィカ | 209.5 | 牝3 | 55.0 | 菱田裕二 | ||
| 15 | 7 | 15 | トーセンラーク | 216.4 | 牝3 | 55.0 | 江田照男 | ||
| 16 | 5 | 9 | コンテッサトゥーレ | 25.8 | 牝3 | 55.0 | C.ルメー | ||
| 17 | 3 | 5 | シングウィズジョイ | 25.5 | 牝3 | 55.0 | 内田博幸 | ||
| 取消 | 2 | 3 | -- | 牝3 | 55.0 | 吉田豊 |
【注意】03トーセンナチュラルの出走取消により、3を含む買い目は無効になっています。（枠連は場合によって無効）
| 式別 | 買い方 | 組み合わせ | 1点あたりの金額 |
|---|---|---|---|
| 単 勝 | 通常 | 1 | 4,900円 |
| 複 勝 | 通常 | 1 | 100円 |
| 合計 | 2通り | 5,000円 | |
| 購入額 | 払戻額 | 収支 | 回収率 |
|---|---|---|---|
| 5,000円 | 0円 | -5,000円 | 0% |
岡村信将のコメント
単勝１倍台に支持された桜花賞を見せ場なしの９着と敗れ、それでもふたたびオークスで１番人気に支持されそうな(14)ルージュバック。ここ数年毎年のように現れる最強牝馬、名牝の系譜を受け継ぐのはこの馬なのだろうか。
しかし(14)ルージュバックはダイワスカーレットやウオッカ、ブエナビスタ、ハープスター辺りとは根本的に違うタイプの馬ではないかと睨んでいる。これらはすべてラップギア的には瞬発馬。(14)ルージュバックは平坦馬。ブラックエンブレムやアヴェンチュラ、ジェンティルドンナなんかと同じで、牡馬なら「ダービーより皐月賞向き」、つまりは牝馬なら秋華賞向きの馬ではないかということだ。
参考URL
ラップギア☆ブログ:◆２０１５ 桜花賞 予想より、一部抜粋
http://lapgearblog.saikyo.k-ba.com/archives/1817837.html
このオークスについては「競馬最強の法則 ２０１５年６月号」で見解を示させて頂いたので、そのとき用意した自分用メモを抜粋しようと思う。ざっと書いただけなので、読みにくい点はご容赦を。
-----ｷﾘﾄﾘ-----
■オークス雑感
オークスが行われる東京芝２４００ｍは、ＪＲＡ全競馬場の中でも有数の瞬発コース。勝負どころから区間タイムにして１秒～２秒もの瞬間的な加速が特徴で、先団からジリジリと伸びる馬よりも、後方から一気に加速できる馬が有利。道中の位置取りはあまり関係なく、騎手がＧｏサインを出してから、ものの１０秒ほどで勝負が決まる。
「桜花賞は速い馬が勝つ」の格言は、もはや死語。阪神競馬場が改装された２００７年以降は、阪神ＪＦもチューリップ賞桜花賞もオークスも、全部瞬発力のある馬が勝つ。瞬発力のある馬は基本的にはすべて距離をこなすと言っても良いので、桜花賞の評価がほとんどそのままオークスの評価に繋がることになる。
３歳のこの時期まではダービーやオークスも含めて、距離適性よりも能力を重視したほうが正解。明らかなスプリンターは別として、後にマイラーと呼ばれる馬でも、ダービー、オークスまではほんどの場合能力通りに走っている。
さらにラップギア的見解も示しておくと、これだけの瞬発力を見せている馬が、距離がダメというのはちょっと考えづらい。ラップギアで言うマイラーとは、ラップが平坦適性の馬。過去の桜花賞馬で言うなら、「瞬２平３消１」の適性値でオークスに臨み、１番人気11着だったキョウエイマーチ、「瞬１平２消２」の適性値でオークスに臨み、１番人気３着だったテイエムオーシャン、「瞬２平３消１」の適性値でオークスに臨み、２番人気６着だったキストゥヘヴンなど。
ずいぶん昔の馬ばかりだが、２００７年以降は阪神競馬場が全面改装され、阪神芝１６００ｍの桜花賞と東京芝２４００ｍのオークスが同系統のレースになってしまったので仕方がない。ちなみに２００６年以前の桜花賞コース（阪神芝１６００ｍ）はラップギア「瞬３平６消１」ぐらいの平坦コースだった。
要するに、２００７年以降の桜花賞を勝つような馬は瞬発系の馬である可能性が高く、瞬発系の馬である以上、距離が延びてパタッと止まることは考えづらいということ。たとえばリーチザクラウンなどは３歳秋以降、気性的に長い距離が難しい馬になってしまったが、それでも３歳春はダービーで２着しているのだ。
■レッツゴードンキ
桜花賞の本命馬。桜花賞は「スローで逃げた」から勝てたのではなく、レッツゴードンキ自体は普通に「差す競馬」をしていたはず。他馬が極端に控えたから、先頭を走ることになっていただけで。
参考URL
ラップギア☆ブログ:◆２０１５ 桜花賞 予想より、一部抜粋
http://lapgearblog.saikyo.k-ba.com/archives/1817837.html
「瞬４平０消０」という並びのラップギアから、距離はほとんど問題ないと思われる。ただ、テンの遅い馬ではなく、オークスは距離延長。同じく逃げる形になったときはマークが厳しくなるはずで、勝ち切るまでは怪しい。行けばスローは想定しづらく、ミドルペースでも２～５着の有力候補。
■ココロノアイ
チューリップ賞のようにレッツゴードンキが自滅しない限り、それに先着するのは難しそう。
■クイーンズリング
「▼３△１△５」の平坦なラップで流れたフィリーズレビューを快勝。その瞬間に（瞬発力勝負になりやすい）桜花賞では厳しくなった。オークスもスローなら同じ感じの評価になる。
■クルミナル
重馬場で時計を要す馬場になったチューリップ賞を除けば、ケチを付けるところのない成績。桜花賞も「レッツゴードンキ１頭だけが別の競馬をしていた」と考えれば、控えていた馬の中では最先着。レッツゴードンキと同じようにチューリップ賞の負けが実力ではないのは明らか。
こと瞬発力、脚の速さに関しては世代ナンバーワンと言っても過言ではなく、超スロー、それこそ桜花賞のように、大半の馬が「上がり３ハロン３３秒台」で上がってくるような展開になれば強い。
ただ、今年の桜花賞ペースは例外中の例外。大半の馬が「上がり３ハロン３３秒台」で上がってくるようなオークスなんて今まで１度もないので、そこまで強気に推すことはできない。切れすぎるがゆえに、通常のＧ１ではペース耐性に疑問符が付いてしまう。
■ルージュバック
能力的にはトップだが、「牡馬で言えば、ダービーではなく皐月賞向き」と評し、瞬発力勝負が想定される桜花賞では評価を下げた。つまり、瞬発力ではなく持続力に優れた馬。秋華賞タイプ。桜花賞のレースを見てもそれが間違いとは思えず、オークスでも引き続き瞬発力不足の懸念。
現状可能性が高そうなシナリオは（ハイペースにはならずに）オークス２着。秋になったら （瞬発力を必要としない） 秋華賞とかエリザベス女王杯を快勝したりして、「春はまだ馬が幼かった」「やっと本格化した」とか言われる感じで。
桜花賞は９着と大敗したが、ペースがもう少し早かったら、位置取りが前だったら、敗因がどれか１つなら２着はあったはず。それを考えると、能力的にスローでも軽くは扱えず、印を付けるなら○ぐらいで。
■キャットコイン
クイーンカップ◎、２番人気１着。超スローになる傾向のクイーンカップを、割と速めのペースで勝った馬。末脚のレベルが例年に劣ることもなく、「３戦３勝」ではなく「クイーンカップ勝ち」に対して一定の評価が必要。
クイーンカップ勝ち馬は、２００６年コイウタ、２０１１年ホエールキャプチャに２０１２年ヴィルシーナなど、後の同コースＧ１、ヴィクトリアマイルの勝ち馬を量産している。
■ノットフォーマル
フェアリーＳでは単勝１１番人気で大穴を演出。「瞬０平３消０」のラップギア適性値から、瞬発力勝負では分が悪いが、血統的に距離延長は歓迎のクチ。瞬発力をまったく必要としないほどの、過去に例がないぐらいの超ハイペースになれば出番があるかも。
■ミッキークイーン
クルミナルほど極端なスロー寄りでもなく、能力、瞬発力、脚の速さ、脚質、その辺りを総合した総合力ではレッツゴードンキに比肩する存在。もちろん、ルージュバックが不得手とする瞬発力勝負の話で。
近年クイーンカップ上がり最速馬の、その後の活躍は目覚ましく、
リトルアマポーラ
コイウタ
ダイワエルシエーロ
ウメノファイバー
などＧ１ホースが４頭。そのうち２頭はオークス馬。
レッドチリペッパー
マイネイサベル
オレンジピール
スギノキューティー
ミッドサマーフェア
なども含め、延べ９頭が後に重賞を１４勝している。
■コンテッサトゥーレ
桜花賞３着馬だが、ラップギア適性値が「瞬１平１消０」と瞬発力に秀でているわけではなく、距離延長に大きな希望があるわけでもなく、厳しいか。
■アンドリエッテ
桜花賞上がり最速馬。
阪神競馬場が新装された２００７年以降、桜花賞を最速で上がってきた馬は下記の１０頭。
２００７ ローブデコルテ 桜花賞４着
２００７ イクスキューズ 桜花賞５着 （オークス不出走）
２００８ リトルアマポーラ 桜花賞５着
２００９ ブエナビスタ 桜花賞１着
２０１０ シンメイフジ 桜花賞６着
２０１１ トレンドハンター 桜花賞３着 （桜花賞で引退）
２０１２ ジェンティルドンナ 桜花賞１着
２０１３ レッドオーヴァル 桜花賞２着
２０１３ サンブルエミューズ 桜花賞６着 （オークス不出走）
２０１４ ハープスター 桜花賞１着
このうち次走オークスに出走したのは下記７頭で、勝率４３％、単勝回収率２６７％の好成績。
２００７ ローブデコルテ ５番人気１着
２００８ リトルアマポーラ １番人気７着 （２走後にエリザベス女王杯勝ち）
２００９ ブエナビスタ １番人気１着
２０１０ シンメイフジ ６番人気11着
２０１２ ジェンティルドンナ ３番人気１着
２０１３ レッドオーヴァル ２番人気17着
２０１４ ハープスター １番人気２着
「桜花賞上がり最速」というだけで一定の評価は必要なのだが、この馬に関してはむしろ桜花賞よりもチューリップ賞（２着）のほうが良い競馬をしているだけに、もしそれが本質なら割り引きは必要。
■アースライズ
能力的には上位グループにも位置するのだが、桜花賞では切れ味で見劣る。上がり３ハロン１１位タイ。ハイペースになれば希望が見えてくるタイプでもないので、現状特に推奨できるポイントはない。
■ディアマイダーリン
フローラＳ次第では人気的にも急上昇の可能性。赤松賞を筆頭に、新馬から常に高いパフォーマンスを見せ続けている。
-----ｷﾘﾄﾘ-----
おー、結構書いてるな。まぁこれが１ヵ月前、フローラＳ前に示した見解。(14)ルージュバックは２番手付けとして、◎候補は(10)ミッキークイーン、(７)キャットコイン、(１)レッツゴードンキ、(18)ディアマイダーリンと(２)マキシマムドパリ辺りを想定していた。そしてオッズは１番人気ルージュバック３．６倍、僅差２番人気レッツゴードンキ３．８倍ぐらいを想定。
そして前日投票が始まり、思ったより(14)ルージュバックと(１)レッツゴードンキのオッズ差があるな、と（２．９倍と５．８倍想定）。このオッズなら(１)レッツゴードンキで良いのではないか？ １９９７年皐月賞１着、日本ダービーでも６番人気にしか評価されなかったサニーブライアン？ まぁそれに近いと言えば近いかも。あの馬も見かけは逃げ馬だけどラップギア適性値「瞬５平０消０」の瞬発馬だった。ダイワスカーレットもそうだけど、自分でレースが作れる瞬発馬は強いよ。
※印や金額は発走の約１時間前に確定。それまでは変更の可能性があります。
しかし(14)ルージュバックはダイワスカーレットやウオッカ、ブエナビスタ、ハープスター辺りとは根本的に違うタイプの馬ではないかと睨んでいる。これらはすべてラップギア的には瞬発馬。(14)ルージュバックは平坦馬。ブラックエンブレムやアヴェンチュラ、ジェンティルドンナなんかと同じで、牡馬なら「ダービーより皐月賞向き」、つまりは牝馬なら秋華賞向きの馬ではないかということだ。
参考URL
ラップギア☆ブログ:◆２０１５ 桜花賞 予想より、一部抜粋
http://lapgearblog.saikyo.k-ba.com/archives/1817837.html
このオークスについては「競馬最強の法則 ２０１５年６月号」で見解を示させて頂いたので、そのとき用意した自分用メモを抜粋しようと思う。ざっと書いただけなので、読みにくい点はご容赦を。
-----ｷﾘﾄﾘ-----
■オークス雑感
オークスが行われる東京芝２４００ｍは、ＪＲＡ全競馬場の中でも有数の瞬発コース。勝負どころから区間タイムにして１秒～２秒もの瞬間的な加速が特徴で、先団からジリジリと伸びる馬よりも、後方から一気に加速できる馬が有利。道中の位置取りはあまり関係なく、騎手がＧｏサインを出してから、ものの１０秒ほどで勝負が決まる。
「桜花賞は速い馬が勝つ」の格言は、もはや死語。阪神競馬場が改装された２００７年以降は、阪神ＪＦもチューリップ賞桜花賞もオークスも、全部瞬発力のある馬が勝つ。瞬発力のある馬は基本的にはすべて距離をこなすと言っても良いので、桜花賞の評価がほとんどそのままオークスの評価に繋がることになる。
３歳のこの時期まではダービーやオークスも含めて、距離適性よりも能力を重視したほうが正解。明らかなスプリンターは別として、後にマイラーと呼ばれる馬でも、ダービー、オークスまではほんどの場合能力通りに走っている。
さらにラップギア的見解も示しておくと、これだけの瞬発力を見せている馬が、距離がダメというのはちょっと考えづらい。ラップギアで言うマイラーとは、ラップが平坦適性の馬。過去の桜花賞馬で言うなら、「瞬２平３消１」の適性値でオークスに臨み、１番人気11着だったキョウエイマーチ、「瞬１平２消２」の適性値でオークスに臨み、１番人気３着だったテイエムオーシャン、「瞬２平３消１」の適性値でオークスに臨み、２番人気６着だったキストゥヘヴンなど。
ずいぶん昔の馬ばかりだが、２００７年以降は阪神競馬場が全面改装され、阪神芝１６００ｍの桜花賞と東京芝２４００ｍのオークスが同系統のレースになってしまったので仕方がない。ちなみに２００６年以前の桜花賞コース（阪神芝１６００ｍ）はラップギア「瞬３平６消１」ぐらいの平坦コースだった。
要するに、２００７年以降の桜花賞を勝つような馬は瞬発系の馬である可能性が高く、瞬発系の馬である以上、距離が延びてパタッと止まることは考えづらいということ。たとえばリーチザクラウンなどは３歳秋以降、気性的に長い距離が難しい馬になってしまったが、それでも３歳春はダービーで２着しているのだ。
■レッツゴードンキ
桜花賞の本命馬。桜花賞は「スローで逃げた」から勝てたのではなく、レッツゴードンキ自体は普通に「差す競馬」をしていたはず。他馬が極端に控えたから、先頭を走ることになっていただけで。
参考URL
ラップギア☆ブログ:◆２０１５ 桜花賞 予想より、一部抜粋
http://lapgearblog.saikyo.k-ba.com/archives/1817837.html
「瞬４平０消０」という並びのラップギアから、距離はほとんど問題ないと思われる。ただ、テンの遅い馬ではなく、オークスは距離延長。同じく逃げる形になったときはマークが厳しくなるはずで、勝ち切るまでは怪しい。行けばスローは想定しづらく、ミドルペースでも２～５着の有力候補。
■ココロノアイ
チューリップ賞のようにレッツゴードンキが自滅しない限り、それに先着するのは難しそう。
■クイーンズリング
「▼３△１△５」の平坦なラップで流れたフィリーズレビューを快勝。その瞬間に（瞬発力勝負になりやすい）桜花賞では厳しくなった。オークスもスローなら同じ感じの評価になる。
■クルミナル
重馬場で時計を要す馬場になったチューリップ賞を除けば、ケチを付けるところのない成績。桜花賞も「レッツゴードンキ１頭だけが別の競馬をしていた」と考えれば、控えていた馬の中では最先着。レッツゴードンキと同じようにチューリップ賞の負けが実力ではないのは明らか。
こと瞬発力、脚の速さに関しては世代ナンバーワンと言っても過言ではなく、超スロー、それこそ桜花賞のように、大半の馬が「上がり３ハロン３３秒台」で上がってくるような展開になれば強い。
ただ、今年の桜花賞ペースは例外中の例外。大半の馬が「上がり３ハロン３３秒台」で上がってくるようなオークスなんて今まで１度もないので、そこまで強気に推すことはできない。切れすぎるがゆえに、通常のＧ１ではペース耐性に疑問符が付いてしまう。
■ルージュバック
能力的にはトップだが、「牡馬で言えば、ダービーではなく皐月賞向き」と評し、瞬発力勝負が想定される桜花賞では評価を下げた。つまり、瞬発力ではなく持続力に優れた馬。秋華賞タイプ。桜花賞のレースを見てもそれが間違いとは思えず、オークスでも引き続き瞬発力不足の懸念。
現状可能性が高そうなシナリオは（ハイペースにはならずに）オークス２着。秋になったら （瞬発力を必要としない） 秋華賞とかエリザベス女王杯を快勝したりして、「春はまだ馬が幼かった」「やっと本格化した」とか言われる感じで。
桜花賞は９着と大敗したが、ペースがもう少し早かったら、位置取りが前だったら、敗因がどれか１つなら２着はあったはず。それを考えると、能力的にスローでも軽くは扱えず、印を付けるなら○ぐらいで。
■キャットコイン
クイーンカップ◎、２番人気１着。超スローになる傾向のクイーンカップを、割と速めのペースで勝った馬。末脚のレベルが例年に劣ることもなく、「３戦３勝」ではなく「クイーンカップ勝ち」に対して一定の評価が必要。
クイーンカップ勝ち馬は、２００６年コイウタ、２０１１年ホエールキャプチャに２０１２年ヴィルシーナなど、後の同コースＧ１、ヴィクトリアマイルの勝ち馬を量産している。
■ノットフォーマル
フェアリーＳでは単勝１１番人気で大穴を演出。「瞬０平３消０」のラップギア適性値から、瞬発力勝負では分が悪いが、血統的に距離延長は歓迎のクチ。瞬発力をまったく必要としないほどの、過去に例がないぐらいの超ハイペースになれば出番があるかも。
■ミッキークイーン
クルミナルほど極端なスロー寄りでもなく、能力、瞬発力、脚の速さ、脚質、その辺りを総合した総合力ではレッツゴードンキに比肩する存在。もちろん、ルージュバックが不得手とする瞬発力勝負の話で。
近年クイーンカップ上がり最速馬の、その後の活躍は目覚ましく、
リトルアマポーラ
コイウタ
ダイワエルシエーロ
ウメノファイバー
などＧ１ホースが４頭。そのうち２頭はオークス馬。
レッドチリペッパー
マイネイサベル
オレンジピール
スギノキューティー
ミッドサマーフェア
なども含め、延べ９頭が後に重賞を１４勝している。
■コンテッサトゥーレ
桜花賞３着馬だが、ラップギア適性値が「瞬１平１消０」と瞬発力に秀でているわけではなく、距離延長に大きな希望があるわけでもなく、厳しいか。
■アンドリエッテ
桜花賞上がり最速馬。
阪神競馬場が新装された２００７年以降、桜花賞を最速で上がってきた馬は下記の１０頭。
２００７ ローブデコルテ 桜花賞４着
２００７ イクスキューズ 桜花賞５着 （オークス不出走）
２００８ リトルアマポーラ 桜花賞５着
２００９ ブエナビスタ 桜花賞１着
２０１０ シンメイフジ 桜花賞６着
２０１１ トレンドハンター 桜花賞３着 （桜花賞で引退）
２０１２ ジェンティルドンナ 桜花賞１着
２０１３ レッドオーヴァル 桜花賞２着
２０１３ サンブルエミューズ 桜花賞６着 （オークス不出走）
２０１４ ハープスター 桜花賞１着
このうち次走オークスに出走したのは下記７頭で、勝率４３％、単勝回収率２６７％の好成績。
２００７ ローブデコルテ ５番人気１着
２００８ リトルアマポーラ １番人気７着 （２走後にエリザベス女王杯勝ち）
２００９ ブエナビスタ １番人気１着
２０１０ シンメイフジ ６番人気11着
２０１２ ジェンティルドンナ ３番人気１着
２０１３ レッドオーヴァル ２番人気17着
２０１４ ハープスター １番人気２着
「桜花賞上がり最速」というだけで一定の評価は必要なのだが、この馬に関してはむしろ桜花賞よりもチューリップ賞（２着）のほうが良い競馬をしているだけに、もしそれが本質なら割り引きは必要。
■アースライズ
能力的には上位グループにも位置するのだが、桜花賞では切れ味で見劣る。上がり３ハロン１１位タイ。ハイペースになれば希望が見えてくるタイプでもないので、現状特に推奨できるポイントはない。
■ディアマイダーリン
フローラＳ次第では人気的にも急上昇の可能性。赤松賞を筆頭に、新馬から常に高いパフォーマンスを見せ続けている。
-----ｷﾘﾄﾘ-----
おー、結構書いてるな。まぁこれが１ヵ月前、フローラＳ前に示した見解。(14)ルージュバックは２番手付けとして、◎候補は(10)ミッキークイーン、(７)キャットコイン、(１)レッツゴードンキ、(18)ディアマイダーリンと(２)マキシマムドパリ辺りを想定していた。そしてオッズは１番人気ルージュバック３．６倍、僅差２番人気レッツゴードンキ３．８倍ぐらいを想定。
そして前日投票が始まり、思ったより(14)ルージュバックと(１)レッツゴードンキのオッズ差があるな、と（２．９倍と５．８倍想定）。このオッズなら(１)レッツゴードンキで良いのではないか？ １９９７年皐月賞１着、日本ダービーでも６番人気にしか評価されなかったサニーブライアン？ まぁそれに近いと言えば近いかも。あの馬も見かけは逃げ馬だけどラップギア適性値「瞬５平０消０」の瞬発馬だった。ダイワスカーレットもそうだけど、自分でレースが作れる瞬発馬は強いよ。
※印や金額は発走の約１時間前に確定。それまでは変更の可能性があります。
払戻金
| 単勝 | 10 | 680円 | 3番人気 |
|---|---|---|---|
| 複勝 | 10 | 210円 | 3番人気 |
| 14 | 160円 | 1番人気 | |
| 17 | 300円 | 6番人気 | |
| 枠連 | 5 - 7 | 780円 | 1番人気 |
| 馬連 | 10 - 14 | 1,160円 | 1番人気 |
| ワイド | 10 - 14 | 510円 | 1番人気 |
|---|---|---|---|
| 10 - 17 | 1,020円 | 10番人気 | |
| 14 - 17 | 890円 | 7番人気 | |
| 馬単 | 10 - 14 | 3,030円 | 6番人気 |
| ３連複 | 10 - 14 - 17 | 4,140円 | 7番人気 |
| ３連単 | 10 - 14 - 17 | 20,150円 | 24番人気 |
プロ予想家の的中情報
馬場：良
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