山口吉野
田口啄麻
世紀末覇者 券王
スガダイ
10月15日の新潟11R・信越ステークス(3歳以上オープン、リステッド、芝1400メートル、ハンデ、15頭立て)は、1番人気で北村宏司騎手とコンビを組んだハンデ54キロのサーマルウインド(牝4歳、美浦・奥村武厩舎)が好位の外め追走から直線で抜け出して。タイムは1分20秒6(稍重)。1馬身1/4差の2着は直線で馬群を突いて伸びたグランデマーレ(12番人気)。さらに1馬身差の3着は、中団から脚を伸ばしたアルーリングウェイ(4番人気)と、後方から追い込んだルプリュフォール(6番人気)が同着で分け合った。スティクスがスピードに乗ってハナを切り、好スタートを切ったメイショウチタンは外の2番手。好位のインにシゲルピンクルビーがつけて、人気のサーマルウインドもその外からレースを進めた。勝負どころを迎えてもサーマルウインドの手応えは上々。直線に向いてゴーサインが出るとスムーズに抜け出し、後続の追撃を寄せ付けずオープン昇級3戦目で初勝利を飾った。信越Sを制したサーマルウインドは、父ドレフォン、母ラフィエスタ、母の父スペシャルウィークという血統。通算成績は11戦5勝となった。◆北村宏司騎手(1着 サーマルウインド)「この中間は厩舎サイドが調整をとてもうまくやってくれて、返し馬での歩様を含めこれまでで一番いい雰囲気でしたね。落ち着いてスムーズに運べたし、最後まで余力がありました」