真夏のマイル決戦、関屋記念。新潟競馬場外回りの直線は６５９ｍ。向こう正面の直線距離は約５５０ｍであり、都合１２００ｍあまりが直線で構成されるコース。そのせいか毎年のように１分３２秒前後の高速決着となり、それに対応できる頑強さが要求されるレースとなっている。

この関屋記念を見ていると、２００５年～２００９年までは５年連続で、後方追走の馬が上がりの脚だけで差し切っていた。ところが、そういうレースなのかと認識しはじめたところで、２０１０年～２０１３年は４年連続で先行馬（４角１～３番手）の前残り。ちょっと極端すぎやしないか？　ワケが分からない。

“頑強なスピード”といえば安田記念にも通ずるものがあり、実はこのレース、前年のクラレントや２００３年のオースミコスモなど、同年の安田記念を使われた馬が大活躍している。
２００２年　１番人気１着　マグナーテン
２００３年　８番人気１着　オースミコスモ
２００５年　２番人気１着　サイドワインダー
２００９年　２番人気１着　スマイルジャック
２０１２年　１番人気１着　ドナウブルー
２０１４年　４番人気１着　クラレント

このパターンの勝ち馬を挙げるだけでも、ざっと６頭。延べ出走頭数２０頭で【６-２-３-９】、勝率３０％、単勝回収率３９３％の超好成績。８番人気で回収率を跳ね上げたオースミコスモを除いても回収率は１３０％超。これは決して偶然の産物ではないだろう。

今年それに該当するのは(１)サトノギャラントと(11)エキストラエンド、(12)レッドアリオンの３頭。その中でも、特に推奨したいのはラップギア適性値「瞬９平１消０」の(12)レッドアリオンだ。瞬発指数１位の座は「瞬１平６消５」の(３)スマートオリオンに譲ったが、頑強さを兼ね備えた瞬発力、総合力ではこちらが上ではないかと思われる。



※印や金額は発走の約１時間前に確定。それまでは変更の可能性があります。