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~~~~~『くりーくの中間調教チェック エリザベス女王杯 2023【完全版】※最終追い切り評価コメント付き 』~~~~~
こんにちは、くりーくです。このコラムでは、今週行われる重賞競走の中間の調教内容を中心に分析してご紹介します。私の予想の基幹部分でもある調教分析術を是非あなたの予想にお役立て下さい。今回も前走からの中間の調整内容(評価はA~F)を中心に各馬コメントをしていきたいと思います。
11月12日(日)京都11R 第48回 エリザベス女王杯(3歳以上牝馬・GI・芝2200m)
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【登録頭数:15頭】(フルゲート:18頭)
<前走、府中牝馬S【
レース映像】東京芝1800m、中3週>
6、ディヴィーナ〔1着、428kg(+2kg)〕<C>
☆『
前走の追い切り』
1月からコンスタントに使われていて前走時は中8週で追い切りでも強く追われてかなり速い時計も出ていたが、この中間は坂路を中心に本数は乗られているが馬なりでの調整。小柄な馬で前走時のパドックではトモが寂しく映り出来は平行線。
<調教後の馬体重438kg(9日栗東)、最終追い切り評価C>
坂路単走。元気があり走る気持ちが強い感じも非力な感じでパワー不足で伸び脚平凡。
2、ルージュエヴァイユ〔2着、470kg(+4kg)〕<B>
☆『
前走の追い切り』
休み明けを一度使われてこの中間も1週前には長めからの併せ馬で馬なりでも時計は上々。動きはキリで前半は見にくかったがオープン馬と併せて先着と仕上がりは良さそう。
<調教後の馬体重470kg(8日美浦)、最終追い切り評価C>
坂路で併せ馬。脚の回転が速い走りだが力強さがなく空回り気味の走り。
11、ライラック〔3着、448kg(+18kg)〕<A>
春は牡馬相手にちょっと足りない内容。前走時は+18キロで全体的に重家感があったが、この中間1週前追い切りでは動きが軽くなり上積みが期待できそう。
<調教後の馬体重452kg(9日美浦)、最終追い切り評価A>
南W併せ馬の内。行きっぷりが良い感じも抑えながらそのまま相手に合わせる感じ。輸送もあるのでビシッと追わなかったところは良い。
5、イズジョーノキセキ〔9着、464kg(-10kg)〕<C>
今年は夏場から使われていての休み明け4戦目。この中間も岩田康騎手が追い切りをつけていて1週前も好時計が出ていたが動きはやや硬い。
<調教後の馬体重478kg(8日栗東)、最終追い切り評価C>
坂路単走。追われてはいないがプレッシャーをかけないとバタバタになりそうな走り。
8、シンリョクカ〔10着、462kg(+20kg)〕<A>
☆『
前走の追い切り』
休み明けの前走時はパドックでは太い感じはなかったが追い切りの時計は動きが重く反応も悪かった。この中間は前半の行きっぷりも良くなり反応も機敏で変わり身あり。
<調教後の馬体重462kg(9日美浦)、最終追い切り評価B>
南W併せ馬の内。行きっぷりは良く直線でも遅れる感じはなく変わり身あり。
<前走、オールカマー【
レース映像】中山芝2200m、中6週>
14、マリアエレーナ〔4着、428kg(±0kg)〕<C>
火曜日に追い切ることが多い吉田直厩舎の馬だがこの中間は2週前1週前と木曜追い。火曜日にやらなかったのかやれなかったのか理由はどうであれ1週前の追い切りではモタモタした感じでこの馬にしたら物足りない動き。
<調教後の馬体重438kg(8日栗東)、最終追い切り評価B>
CW単走。今週は左回りの火曜追いでいつも通りに戻ってきたが最後ビッシリ追われていてピリッとしないところあり。
7、ジェラルディーナ〔6着、466kg(±0kg)〕<B>
☆『
前走の追い切り』
パドックでの入れ込みが激しいところがある馬でその辺が良くなればもっと走りそうなところはありそうで1週前の追い切りの動きもしっかりしていて出来は良さそう。
<調教後の馬体重478kg(9日栗東)、最終追い切り評価C>
CWを併せ馬の外。力強い走りで直線に向くも終い伸びきれず。
<前走:その他のレース出走馬>
9、アートハウス〔中山牝馬S、芝1800m:4着、470kg(-12kg)8ヶ月〕<B>
☆『
前走の追い切り』
休み明けの方が走る馬でこの中間も乗り込み量は豊富で時計も坂路とCWで好時計。ただ1週前の追い切りの動きを見ると迫力が感じられない。
<調教後の馬体重492kg(8日栗東)、最終追い切り評価C>
CW単走。ゆったり走る馬だが硬さがありぎこちなさの残る走り。
3、ハーパー〔秋華賞、芝2000m:3着、482kg(+14kg)中3週〕<A>
☆『
前走の追い切り』
休み明けの前走時馬体が大きく増えていたがパドックでは太め感はなかった。この中間は坂路での調整で1週前には好時計も出ていて上積みが期待できそう。
<調教後の馬体重488kg(9日栗東)、最終追い切り評価C>
坂路単走。単走馬なりでの調整も走りやすそうな馬場だったが終い首が上がり気味で伸び脚平凡。
15、ビッグリボン〔京都大賞典、芝2400m:8着、504kg(+4kg)中4週〕<C>
CWでかなり速い時計の出る馬だが、この中間1週前の追い切りでは時計は上々も動きは前が上がり気味で空回りして伸びきれていない感じ。
<調教後の馬体重510kg(8日栗東)、最終追い切り評価C>
坂路で併せ馬。先着も走りやすそうな馬場で時計は平凡。
10、ククナ〔小倉記念、芝2000m:6着、460kg(±0kg)3ヶ月〕<D>
☆『
前走の追い切り』
この中間は栗東に早めに移動しての調整も1週前のCWでの併せ馬では首が高い走りで終い伸びきれず。
<調教後の馬体重464kg(9日栗東)、最終追い切り評価B>
CW併せ馬の外。行きっぷりも良く伸び脚上々。
13、サリエラ〔新潟記念、芝2000m:7着、428kg(-2kg)中9週〕<C>
☆『
前走の追い切り』
前走時は新潟に早めに移動しての調整で今回は栗東に早めに移動しての調整だが間隔があいている割に乗り込み量が少なめ。
<調教後の馬体重426kg(9日栗東)、最終追い切り評価D>
CW併せ馬の内。新潟記念の時と同じように前脚のかき込みが強い走りだがその割に伸びきれずパワー不足。
12、ゴールドエクリプス〔大原S、芝2400m:1着、498kg(+2kg)中3週〕<A>
☆『
前々走の追い切り』
追い切りで好時計が出るので◎にすることの多い馬。この中間も坂路で好時計が出ているが1週前の動きを見るとビッシリ追ってではなく鐙を長めで乗って抑え気味での時計なので、まともに追えば破格の時計が出てしまいそうなくらい能力は秘めている感じあり。
<調教後の馬体重502kg(9日栗東)、最終追い切り評価A>
CW単走。前半行きっぷりが良すぎる感じで入ってきたが無理に抑える感じもなく気分良く走らせて最後はリラックスした走りで好仕上がり。
1、ブレイディヴェーグ〔ローズS、芝1800m:2着、460kg(-6kg)中7週〕<B>
☆『
前走の追い切り』
これまで2回骨折しているので慎重に使わらざるをえないところはあると思うが、素質は高く1週前も栗東で追い切られて併せ馬で好時計。慎重すぎるところと経験不足なところがどう出るか。
<調教後の馬体重456kg(8日栗東)、最終追い切り評価A>
栗東CW併せ馬の内。前半力みが見られたが馬なりのまま迫力のある動きで好仕上がり。
4、ローゼライト〔新潟牝馬S、芝2200m:3着、456kg(+18kg)中2週〕<B>
前走は休み明けで大きく馬体が増えていたが気合乗りも良く太い感じはなかった。この中間も1週前の長めから強めに追われているので上積みは期待できそう。
<調教後の馬体重466kg(8日栗東)、最終追い切り評価E>
CW単走。全体的に力強さがなく首も上がり気味で伸びる感じがない。
※このコラムからの推奨馬は、ゴールドエクリプス、ハーパー、ライラック、シンリョクカの4頭をあげておきます。
🏇『過去5年のダイジェスト』は 👉
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今回はエリザベス女王杯編でした。
過去3年は阪神での開催でしたが今年は久しぶりの京都に戻ってきました。そこで京都で行われた過去5年(2015年~2019年)の連対馬の調教内容をみてみました。連対馬10頭のうち最終追い切りが馬なりだった馬は8頭、1週前に強めに追われていた馬は6頭という内訳が目立つところでしたが、勝ち馬のみに絞ってみると最終追い切りは5頭すべてが馬なり、1週前は4頭が強めに追われていて馬なりだった1頭のモズカッチャンも1週前に日曜日に坂路で強めに追われていました。前からコラムでも何度も書いてきましたが牝馬はテンションが高くなるところも多く、当日は出来るだけ落ち着いた状態でレースを迎えるためには最終追い切りは馬なりで調整できたほうが良いはずで、1週前が強め→最終追い切りが馬なりという調整の馬は今年も押さえておく必要はありそうです
🏇『調教VTR』は 👉
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👑京都のメインはエリザベス女王杯。今年の◎は⑫ゴールドエクリプス。京都外回り3戦2勝で岩田望騎手とは2戦2勝とコース鞍上と好相性。特に坂の下りから直線に向いての加速していくところはこのメンバーでは一番上手に走れるのではないかと思います。追い切りでも速い時計の出る馬で、この中間も坂路で好時計が出ていて最終追い切りもCWを馬なりで気分良さそうに走って好時計。あまり人気もない感じですが京都の外回りでこそ、ここは狙ってみたいところです。○は①ブレイディヴェーグ。キャリアは少ないが素質の高い馬で無理のないローテーションで最終追い切りでは迫力満点で状態はかなり良さそうでここは勝ち負けも期待できそうです。▲はライラック。昨年も好走した馬ですが今年も調子を上げてきており出来の良さが結果に出る馬なので今年も好走が期待できそう。もう1頭変わり身がありそうな⑧シンリョクカも押さえておきたい1頭です。
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