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【オークス】2冠アパパネ&悲願ミリオン

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【オークス】2冠アパパネ&悲願ミリオン

 第71回オークス(23日、東京11R、GI、3歳牝馬オープン国際、定量=55キロ、芝2400メートル、1着本賞金9700万円=出走18頭)オークスは1着同着の結末で、桜花賞アパパネが史上12頭目の2冠を達成した。最後はサンテミリオンに詰め寄られたが、不安視された距離延長を克服。昨年のブエナビスタに続いて、2歳女王が春のクラシックを2つとも制した。また、同着のサンテミリオン古賀慎明調教師(44)=美浦=は06年の厩舎開業以来、5年目で初のGI制覇となった。

 「死力を尽くして戦ったし、素晴らしい競馬だった。道悪とか距離とか克服してくれたし、本当に偉い」。蛯名騎手がねぎらいの言葉をかける。中団から4コーナー手前で抜群の手応えで進出。直線半ばでサンテミリオンの前に出た。しかし、湿った芝に脚がからむ。「しのいでくれ」。蛯名の必死の呼びかけに応え、もうひと踏ん張りを見せた。

 「皆さんの期待をいい意味で裏切ってくれた」と蛯名。距離、外枠(17番)など、すべての不安を陣営の努力とアパパネの底力が跳ね返した。

 「1着同着は自分の管理馬で初。本当にありがとうといいたい」と、国枝調教師。レース前日、「オークスの勝ち祝いも一緒にやれたらいいな」と話していた27日に行う桜花賞制覇の祝勝会。希望は現実となった。

 「秋は“3冠”ね」とトレーナーが笑顔を見せる。秋はステップレースから秋華賞(10月17日、京都、GI、芝2000メートル)へ。ひと夏を越しても必ず、アパパネは大きな翼を広げるはずだ。

 成長著しいサンテミリオンにも秋の期待がかかる。古賀慎調教師は、自身が藤沢和厩舎の調教助手時代に携わったゼンノロブロイの子供での勝利に感慨深げ。「ロブロイの子が6頭も出ていたけれど、できれば自分の管理する馬で、と思っていました。恩返しができてうれしかったです。さらに成長させて、またGIの舞台に臨みたいですね」と秋を見据える。(宇恵英志)

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