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今週の「調教ウオッチャー」は、クラシックを占う上で重要なステップとなっているシンザン記念とフェアリーSの2レースが対象だ。大阪サンスポからは鈴木記者と川端記者、東京サンスポからは芳賀記者と藤沢記者。4人が調教から気になる馬をピックアップした。
鈴木 フェアリーSのコートシャルマンは坂路で4ハロン56秒7-12秒8。前走(阪神JF10着)の最終追い切り(4ハロン52秒3-12秒6)と比べると控えめですが、一変も十分です。
芳賀 鈴木は確か前走時、ハードな攻めが充実の証しだと…。
鈴木 ドキッ。「前回は1週前、当週とビッシリやったのが、ハードワークだったかも」と松永幹調教師。ということで、今回の最終追いは意識的にセーブしています。
芳賀 長距離輸送を控えた3歳牝馬の仕上げ。余力残しは賛成だけど、地の利がある関東馬優位だね。カービングパスは、Wコースでラスト1ハロン13秒1だけれど、数字には出ない弾力性や推進力を感じさせる走り。これは文句なしにS評価だよ。
藤沢 テンダリーヴォイスも終始楽な手応えで、躍動感のある動きでしたよ。420キロ前後と小柄ですが、走っているとそれを感じさせません。
芳賀 シンザン記念組はどうかな。
川端 8日の栗東は、午前7時の開門と同時に雪でしたが、坂路で追ったグァンチャーレの動きは目を引きました。力強く雪をはね返すような走りは迫力満点。ラスト1ハロン12秒0で併走馬を4馬身1/2突き放しました。手綱を取った武豊騎手も好感触で、あとはゲート次第かと。
芳賀 コースで追った馬からも1頭。
川端 CWコースのダッシングブレイズ。仕掛けてからの反応がよくて、抜け出してからは流した感じのラスト1ハロン11秒9。結構、重い馬場でこの走りなので、京都の芝に行けばかなり切れそうです。
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