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リアルスティールは3月のドバイターフで悲願のGI初制覇を果たした。帰国初戦は初のマイル戦に加え、“世界のマイル王”モーリスが立ちはだかるが、どんな戦いを挑むか注目だ。
栗東坂路で全兄ラングレーと併せ馬。1F目こそ14秒台だったが、2F目からは12秒8-11秒8と高速ラップを刻み、仕掛けられたラスト1Fは切れ味十分の脚さばきで12秒0。兄に1馬身半先着した。比較的時計の出やすい馬場とはいえ、無理せず4F50秒8は上々。調整に狂いはない。
「4F52秒台でも良かったかもしれないが、まったく無理をしていないから。矢作調教師の指示が『少し負荷をかけてほしい』だったし、自分自身も先週は正直、もう少し負荷をかけても良かったと感じていたので、これくらいやったほうがいいと判断した」と、福永騎手はキッパリ。
昨年の3冠は(2)(4)(2)着と惜敗が続いたが、今年はついに完成の域。
「トモの入りがたくましくなり、筋肉の付き方が変わって、マイルにも対応できる体つきになってきた。イメージどおりに成長し、本質が出てきた感じだね。けいこでリズム良く楽に走り、時計も出るようになったのはそのあたりが要因だ」
ドバイターフ(ムーア騎乗)で乗れなかった悔しさもあるだけに、絶対に結果を出したい。
「自分が乗ったときにGIを獲れず、ドバイでGIを勝ってきて、また騎乗依頼をもらった。相手はチャンピオンホースだけど楽しみしかない」と、モーリス撃破へ力を込めた。(夕刊フジ)
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